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パナマ船籍の貨物船から312キロの覚せい剤。日本への持ち込みが相次いで発覚【25年前の今日の出来事】

学び

船内の工作機械の中に約312キロの覚せい剤を隠したパナマ船籍の貨物船が東京港に入港した。中国国籍の3人の容疑者が、江東区の貸倉庫で覚せい剤を取り出している現場に捜査員が踏み込み22日に現行犯逮捕。高知県沖の太平洋上では、約99キロの覚せい剤入りの袋の漂流が見つかり、運搬を担当した中国人や漁船船長らが26日までに、高知・三重県警らの合同捜査本部に逮捕された。相次ぐ大量の流入に「密輸は底知れない」と警察当局が語った。

Q.覚せい剤とは?

覚せい剤取締法第2条に定められた物質(アンフェタミン、メタンフェタミンなど)で、アドレナリンやドーパミンに似た化学構造を持つ、大脳皮質を刺激する興奮剤の1つ。メタンフェタミンは日本で誕生し、不眠・興奮などの効果が注目され、第2次世界大戦時は各国の軍隊で使用された。日本では戦後、青少年の間で乱用が目立ったため、1951年(昭和26年)に覚せい剤取締法が制定。一時、急速に乱用が減ったものの1970年代の後半から再び増加。1990年代後半からも乱用者が増えた。

四半世紀前(25年前)新聞

[参考]
・産経新聞
・朝日新聞
・読売新聞

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