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【お金に困る人がやりがちな「あるある行動4選」】すぐに改善できる! リアル事例を元金融社員が大暴露

コラム

3. 肝心なポイントで「ダメだ」と思い込んで散財

やけ酒

諦めるということも大切ですが、元顧客のなかには肝心なポイントで「ダメだ」と思い込んで手持ちのお金をすべて散財する人も結構いました。たとえば、スムーズだった返済に行き詰まって滞納しはじめたとき、ヤケ酒やギャンブル、買い物などをして現実逃避をするケースです。

ストレスが溜まったときの解消方法がヤケ酒やギャンブル、買い物だという元顧客も多かったので、思い当たる人は注意してください。返済が滞ってしまったときは散財するなど自暴自棄になるのではなく、“今後どのように支払っていくか”を考えることが重要です。

会社員の場合は固定給の人がほとんどだとは思いますが、翌月にボーナスや特別な手当が出るような場合、滞納する前に金融機関へ連絡して事情を伝え、支払いを待ってもらうのがおすすめ。延滞するよりも印象がよく、支払いを待ってもらえることも多いです。生活に必要な支払いのうち、家賃・水道光熱費・国民健康保険や年金などの支払いについても事情や状況によっては待ってもらえることもあります。

4. いい人の殻が破れない

いい人の殻が破れない

誰かが困っていると自分の時間やお金を犠牲にしてでも相談されたことを解決しようとする人、ほぼ顔見知り程度の他人にまで手土産を持って行くような人も要注意です。元顧客や保証人のなかに、この手の“いい人”はたくさんいました。

頼み込まれて断り切れず、保証人になったりお金を貸したりしてしまうケースです。また、多方面で借金を重ねているにもかかわらず、手続きや相談のたびに手土産を持ってくるような人もいました。気の毒になりアドバイスをしても、変われない人が多かったです。

保証人は、お金を借りている債務者が返済できなくなったとき、残りの金額を全額支払う必要があります。ただ、それまでは支払いが発生しないため保証人になっているという実感がわきにくいのが特徴です。

また、「頼れるのは、お前しかいない」「頼む!これで最後だから」などと言われ、断れずにお金を貸してしまうと、それ以降は「ここでお金を貸さないと、いままでに貸した分が返ってこなくなるかもしれない」といった、心理学でいうところの“コンコルド効果”がはたらいて貸し続けてしまうケースも多く見受けられました。

保証人になったりお金を貸したり、金品を持って行かないと続かない相手とは、どのみち長いお付き合いはできません。「俺を見捨てるのか!」などと言われてしまうと躊躇ってしまう人も多いかもしれませんが、後々自分の首を絞める可能性は大きいです。“いい人”の殻を脱ぎ捨てて、冷静な判断をしてみてください。

<文/山内良子>

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フリーライター。おいしいものや楽しいこと、旅行が大好き! ライフ系や節約、歴史や日本文化を中心に、取材や経営者向けの記事も執筆。金融会社での勤務経験や接客改善業務での経験を活かした記事も得意です

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