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【SNSで話題】フォロワー178万人超えインスタから生まれた「映えすぎる展覧会」が日本初上陸

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すべての場所がフォトスポット

会場内は写真&動画撮影OK

本展は、Bunkamura休館(オーチャードホールを除く)に伴い、Bunkamura ザ・ミュージアムが渋谷の地を離れ、東京・天王洲の寺田倉庫G1ビルにて開催している。約300点の風景が並ぶ会場は、余すところなくすべてがフォトスポット。

Instagramのアカウントから誕生した展覧会なので当たり前なのかもしれないが、これだけカメラロールが潤う展覧会はなかなかない。実際、Instagramへ投稿する目的で訪れる20代の女性が多いそうだ。

忘れていた旅心をくすぐられる

Bunkamura ザ・ミュージアム学芸員 岡田由里氏「渋谷よりずっと客層が若いことに驚いています。ウェス・アンダーソン監督やその作品を知らないけれど、SNSで見てこの世界観に惹かれた、という方や、若い男性のお客様も意外と多いですね。

シンメトリー(左右対称)、パステルカラー、デコラティブな装飾性が特徴の本展なのですが、AWAのコーヴァル夫妻いわく、ノスタルジックな雰囲気も重要なポイントなのだそうです。そしてもう1つ、不完全さも。

例えば、屋根の瓦がきれいに並べられているように見えて、よくよく見ると少し欠けているとか。真っ直ぐに見える壁が実は少し歪んでいるとか。それは、日本の「わび・さび」にも通じる感覚です。私たちの無意識に持っている感覚がAWAの根底にもあるというのが面白いですよね。

世界旅行をした気分になったり、これから行く旅先のヒントにもなります。気になった風景を写真に撮って、行きたい旅先リストメモとしていただいてもいいと思います。各エリアにあるQRコードから、それぞれの風景の興味深いストーリーを見ることができます。

こちらの3作品の撮影地は日本

いつも見る風景を別の視点で見るいい機会にもなります。切り取り方次第で、印象が全く変わるんです。

週末はやはり混んでいるので、ゆっくり写真を撮りたい方は、平日の夜がおすすめです」

世界各地の秘密の場所を訪れる人々の旅を疑似体験できるよう構成された本展は、コロナ禍ですっかり遠のいていた海外への旅心を刺激する。この風景をこの目で見るために旅立ちたい。そう思わせる力に満ちた風景がそこここにある。

<取材・文・撮影/bizSPA!取材班>

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「ウェス・アンダーソンすぎる風景展 あなたのまわりは旅のヒントにあふれている」
2023年4月5日(水)~ 5月26日(金)※休館日なし
東京・天王洲 寺田倉庫G1ビル(東京都品川区東品川2丁目6‐4)
https://awa2023.jp

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