若手が不満を持つ横柄な管理職の特徴。「外に出さないで」と言われる原因はどこに
ブランドイメージを損なわれることのリスク
この新しいビジネスのカギとなるコラボレーションにおいて、ブランドイメージは非常に重要になります。わざわざ悪評が出回っている企業や人とコラボしても、自身のブランドを傷つけてしまうだけです。
もし、あなたが画期的なビジネスを思いつき、それを実現しようと社内外に協力者を探した時、ブランドイメージが損なわれていると、なかなか手を挙げてくれる企業や人が見つからずに、可能性が閉ざされるリスクがあります。
一方、前述した鉄道会社のエースのように、普段からファンを獲得し、業界業種の枠を超えて「あの人となら一緒に仕事をしてみたい」と思われる存在になっていれば、ビジネスチャンスは無限に広がっていきます。「こんな仕事をあなたとしてみたい」と、向こうから新たな可能性が舞い込んできさえします。
下請けの立場であっても価値を高める
クライアント、元請け、下請けの構造の中で決まった相手と仕事をし、殿様商売気質が染み付いていると、その関係性の中では殿様でいられるかもしれませんが、一歩外に出れば、井の中の蛙。「なぜ、あの人はあんなに偉そうなのか?」と眉をひそめられてしまいます。
これは下請け側も同じで、言われるままに仕事をしているだけでは、自分のブランドイメージは上がっていきません。
考えてもみてください。一社にべったりで何でも言うことを聞く人と、さまざまな取引先と仕事をし、その人ならではの仕事人としての価値を持っている人、どちらと仕事をしてみたいと思うでしょうか? 私は後者と仕事をしたい。
ですから、下請けの立場であっても、何でも受け入れるのではなく、「B」のようにきちんと自分のリソースや価値を発信することが大切です。