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「お前は使えない」と睨まれたら…合わない上司と“正しい関係”を築くコツ

学び

ストレスを抱えやすい職場の特徴は?

 自由がないように感じることで、追い詰められていく。近年、メンタルヘルスが社会問題化していますが、それとは別に職場の問題として重要なのは、「自由がないと人は主体的になれない」ことです

 そこにいるのも自由、いなくなるのも自由だからこそ、今いる場所や物事を「自分で選んだもの」として、主体的に、前向きに取り組めるようになります。

 人間関係が変わらない、しかもその人間関係が合わない環境で、ストレスを抱えながら主体的になるのは、とても難しい。そして、関わる相手を選べない職場は、往々にしてそうした状況が発生しやすい場でもあります

弟子には師匠を選ぶ自由がある

職場

 ただ、こう書くと、「何を甘ったるいことを。厳しい状況に耐えて、仕事を覚えていくんだ」とお叱りを受けるかもしれません。特に自分の腕で勝負していく職人の世界などは、厳しい上下関係がなければ、技術が身につかなかったり、身の安全性を保てない面もあるでしょう。

 しかし、上下関係が厳しい職人の世界や体育会系の部活には、それ以外の職場とは決定的な違いがあります。それは「上司を選べる」ことです

 職人の世界では、上司と部下は、師匠と弟子の関係です。師匠は弟子に対して圧倒的に優位な立場にありますが、一方で、弟子には師匠を選ぶ自由があります。

「この人の仕事や技術はすごい。だから、この人の弟子になって自分を磨きたい」。そう思って、弟子入りするわけです。勝手によくわからない誰かが師匠にはなりません。

 体育会系の部活も、厳しいところほど、監督や指導方法が知れ渡っているものです。「〇〇監督の下なら」と、大阪桐蔭高校の野球部のように、優秀な指導者がいる部活には生徒が自主的に集まってきます。

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