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会社で決める「個人の目標」トホホな実態。その場しのぎで設定、意識してない

ビジネス

大半の人が“その場しのぎ”の目標設定の経験あり

Q.あなたは面談や提出日直前になって“その場しのぎ”の目標設定をしたことがありますか(単一選択)

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提供:「目標管理の実態と従業員の本音に関する意識調査」(株式会社HRBrain)

“その場しのぎ”の目標設定をした経験の有無について聞いたところ、「よくある」(30.5%)、「たまにある」(47.8%)と8割近くの人が「ある」と回答しました。

 人事考課の面談や、会社によって定められた提出日のために、アバウトに目標を設定している会社員が多いと考えられます。

Q.あなたの設定した目標に対する姿勢として、もっともあてはまるものを以下より選んでください(単一選択)

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提供:「目標管理の実態と従業員の本音に関する意識調査」(株式会社HRBrain)

「設定した目標を常に意識して、日々の仕事に取り組んでいる」と回答した人はわずか35.9%となりました。せっかく目標を設定しても、それが意味をなしている人は約3人に1人にとどまるようです。

「査定時期や面談時期のみ、目標を意識して仕事に取り組んでいる」が45.8%、「目標を意識していない、または、覚えていない」が18.3%と、6割以上の会社員が常に目標を意識して仕事に取り組んでいないことから、「名ばかり目標」となっている現状が明らかになりました。

なぜ目標への意識が低いのか?

Q.あなたが、目標を常に意識できていないと答えた理由として あてはまるものを以下より選んでください(複数回答)

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提供:「目標管理の実態と従業員の本音に関する意識調査」(株式会社HRBrain)

 目標への意識が低い原因についてもっとも多かった回答は「目標を振り返るタイミングが少ないから」(46.6%)でした。

 次に「面談のためだけのその場しのぎの目標設定になってしまっているから」(42.9%)、「設定した(された)目標に対して納得いっていない、または、機能していないと感じているから」(27.0%)と続きました。

 目標を振り返るタイミングが少ないことや、その場しのぎの目標設定になっていることが、目標意識が低くなる原因となるようです。会社から指示されて設定しているからといって、「名ばかり目標」化してしまっては時間の無駄になってしまいます。

 まずは、自分に合った目標を掲げることから始めると良いかもしれません。自分自身納得をした目標をたてることによって、「名ばかり目標」にせず、達成にむけてまい進できるのではないでしょうか。

<TEXT/c-m-asahi>

【調査概要】
調査内容:「目標管理の実態と従業員の本音に関する意識調査」(株式会社HRBrain)
調査期間:2018年8月18日~2018年8月20日
調査対象者:全人事評価を受ける立場の会社員男女600人(役職がない一般社員・正社員)
調査方法:インターネットリサーチ

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