大企業病、AI化…将来食えなくなる「職業別ダメな働き方」。肌で感じる現場の人たちの声
「店で売る」にこだわる販売員は時代遅れ
◆ アパレル(28歳・女性)
「アパレルの販売職です。今はECが主流だし、さらにAI制御の無人店舗まで出てきているから、お店で働く人はどんどん少なくなるんだろうなって思う。もはや『お店で買ってもらう』という意識では通用しないのでSNSで自分が宣伝したり、接客でも『ECで買ってもらうためのサポートをする』くらいの感覚でやっている。
コーディネートの細かいアドバイスをしたり、作り手の思いを説明して新しい発見を提供するのは対面のほうが有利。そして、最終的には家で買ってもらえればいい」
オンラインシフトで「接待が武器」がポンコツに
◆ 営業職(34歳・男性)
「製薬会社のMR職10年目です。昔は『薬を売るより顔を売れ』と言われ、医者とのお付き合いで仕事が成立していた。
しかし、今はオンライン対応なので一人の営業が多くの病院をカバーできるようになり、余剰人員がどんどんリストラされている。接待攻勢や現金で見返りを渡すことすらあったけど、今はそんな予算もなく、むしろ人間力を武器にしてきた人ほど適応できていない。
今後は薬や成分に詳しい人だけが残ると言われていて、自社製品の情報だけでなく論文クラスの知識を得たり薬剤師免許を取る人も多い」