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将来が漠然と不安、パートナーに嫌われないか…「不安な気持ち」を紛らわせるには

学び

それでもやっぱり不安を感じるなら…

不安

 このようにゴールまでの道筋さえ見えれば、「将来どうなってしまうのだろうか」という不安は薄れるはずです

 とはいえ、解決できる問題ばかりではないので、対策や道筋を想定しても、「それでもやっぱり不安を感じる」という状態に陥ることもあるでしょう。そんなとき、対策としておすすめなのは「自分のスケジュールを、予定でいっぱいにする」ことです

 言いようのない不安を感じるのは、いま時間と心に余裕があるからこそ。忙しくて目が回りそうなくらいスケジュールを入れてしまえば、おのずと意識は予定をこなすことに向いて、結果として漠然とした不安から気をそらすことができます。

日常生活のタイムスケジュールを細かく立てる

 スケジュールは必ずしも、誰かに会う予定や仕事の予定だけでいっぱいにする必要はありません。できることなら、自分の気持ちがあがるような楽しい予定を入れてほしいと思います。

 楽しみにしていた映画に没頭する時間。前から欲しかった洋服を買いに行く時間。いつもよりもちょっと手のかかるご飯を作って食べる時間。ゆっくりお散歩に行く時間。このように、日常生活のタイムスケジュールを細かく立てていきましょう

 どんなに小さなことでもいいので、自分が夢中になれるものや前から挑戦してみたかったことなどに時間を使っていくと、不安な気持ちがリセットされていきます。日々の時間を自分の「不安」ではなく、「楽しい気持ち」で埋めていくと、次第に不安を忘れて、「いま」を楽しめるようになっていきます。

<TEXT/公認心理師。産業カウンセラー 大野萌子>

公認心理師。産業カウンセラー。2級キャリアコンサルティング技能士。一般社団法人日本メンタルアップ支援機構(メンタルアップマネージャ® 資格認定機関)代表理事。テレビ、ラジオ、新聞などのメディア出演・監修多数。著書に累計50 万部超の大ベストセラーシリーズ『言いかえ図鑑』( サンマーク出版) 『1ステップで気分があがる↑ 気持ちのきりかえ事典』(扶桑社)などがある。Twitter:@moeko_oono

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