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職場で無視、仕事を教えない…「会話拒否ハラスメント」の実態

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 職場の人間関係は良好ですか?「苦手」「怖い」「嫌い」など、本音を言えば出来るだけ接したくない人がいると回答する人は多いのではないでしょうか。ある人とは良好だが、ある人とは良好ではない。壊れた人間関係から起きてしまう、一見目立たない「会話拒否ハラスメント」があります

職場

※画像はイメージです(以下同じ)

 お互いの就業環境を守るためにもあえて、苦手な人同士が接触しないことも大切ですが、少し間違えると会話拒否ハラスメントに繋がってしまうのです。本記事ではハラスメント専門家である一般社団法人日本ハラスメント協会代筆理事の村嵜要が職場で起きる会話拒否ハラスメントの事例を解説いたします(以下、村嵜氏寄稿)。

会話拒否ハラスメントとは

 厚生労働省が定める「パワハラ6種類」の1つ「人間関係の切り離し」に該当。職場の人間関係で業務上必要な会話にもかかわらず、意図的に会話を拒否、無視するなど相手を孤立させて、精神的に追い込んでいく。長引くと、被害者はうつ病を発症して自殺に至る危険もある。

 2022年に岐阜県美濃市は民生部に職属する50代の男性課長が、パワハラ行為を行ったとして減給10分の1(3か月)の懲戒処分を行ったと発表しました。相談を受けた市が調査を行ったところ、男性課長は部下である女性職員に対して無視するような態度、威圧的、高圧的な指導をしたり、具体的な理由を説明せずに担当業務を外すなどのパワハラ行為を行っていたことが発覚しました

 男性課長のパワハラ行為は2021年4月〜9月までの約半年間にわたって繰り返されており、被害に遭った女性職員は精神的苦痛から9月末に依願退職しています。

無視のきっかけは何か

 職場で特定の人を個人的な理由から無視するパワハラにも、必ず何かきっかけがあると考えられます。

 例えば「仕事の考え方が自分と違う」「あの人は社会人として常識がない」「何度も同じミスをする」「自分を尊敬していないと感じる」「何となく、かんに障る」「仕事が遅い」など、実際にパワハラ行為をしていない人でも何か思い当たる内容があるかも知れません

「あの人は……」と一度レッテルを貼ってしまうと、なかなか相手の印象は変わらないでしょう。積もり積もったストレスが爆発しないようにした結果、無視という手段のパワハラになってしまっているとも考えられます。

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