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「ステークホルダー」ってどういう意味?――いまさら聞けない、ビジネスシーンの「カタカナ語」

コラム

A.「利害関係者」

 英語の「stakeholder」とは、辞書を引くと、

「賭かけ金の保管人、(事業への)投資者(グループ)、《法律》係争物受寄者、(会社の株主、債権者、経営者、従業員などのような)利害関係者」

 とあります。ビジネスシーンでは「利害関係者」という意味のようですが、利害関係者といっても、その対象はさまざまです。

 顧客、株主、金融機関、債権者、取引先、従業員、または地域社会や行政組織などなど。つまりその企業に関わって利害関係を結んでいる組織、人間などがまとめられた言葉です。

 よって、企業によって何がその企業のステークホルダーとなるかはそれぞれ異なります。

 もちろん、大企業であればあるほど、その影響力の大きさから、ステークホルダーへの取り組みは大切になってきます。例えば、自社ビルの屋上を緑化することで地域社会に貢献するのも、ステークホルダーに向けた対策になります。

 自分の会社や他会社のステームホルダーに目を向けて、その企業がどんな企業なのか分析するのもよいでしょう。

<TEXT/bizSPA!取材班 モデル/吉野七宝実(SPA!DOL)>

参照:『プログレッシブ英和中辞典(第4版)
世界一わかりやすいビジネス最重要ワード100』(株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン)

bizSPA!フレッシュ編集部の記者(編集者)が、20代のビジネスマン向けに、気になる世の中の本音や実情を徹底した現場取材で伝えます。

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