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「今の20代は我慢しない方法を探すのがうまい」コルク代表・佐渡島庸平氏

ビジネス

 講談社で漫画編集者として『ドラゴン桜』『宇宙兄弟』などのヒット作を生み出し、独立後はクリエイターエージェント会社、株式会社コルク(以下、コルク)代表取締役社長を務める佐渡島庸平さん

 そんな同社が2017年に設立し、若い世代に人気のコミュニティが「コルクラボ」です。

 前回の記事では、最近良く耳にするオンラインサロン(コミュニティ)について、コルクラボ第3期生でKoru-workers株式会社代表の南祐貴さんが、佐渡島さんに聞きました。

佐渡島

佐渡島庸平さん

 今回は、今の20代の若手について、佐渡島さんがどう見ているのかを聞いてみました。

学校みたいな授業は効率が悪い

――今年の5月に佐渡島さんの新刊が出ましたよね。これについて聞いてもいいですか?

佐渡島庸平(以下、佐渡島):『WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE.』(幻冬舎)ね。きっかけは「コルクラボ」を運営するなかで、僕がメンバーから得られた“学び”をわかりやすくまとめて、それを本という形で返したいと思ったんです。コミュニティ運営の参考になるかな、と。

――本の中で“学校”に関することが書かれていて、堀江貴文さん主催の「ゼロ高等学院」の顧問にも就任されましたよね。“学校”という切り口でこれからやっていきたいことがあるんですか?

佐渡島:別に“学校”をやりたいわけではないんだけどね(笑)。イベントだとか、コミュニティ形成を考えるうえで、堀江さんと組むことは非常に勉強になると思ったからね。

 今の世の中、“学び”というものは随分と変わってきて、学校の授業みたいに定型の知識を座って学ぶのは効率が悪くなっていると思うんだ。それなら、「いろいろな分野をやりながら“学び”そのものを楽しんだらいいじゃん」というのが堀江さんの考え方。

 今までなら漫画が勉強になるとは思われなかったけど、これからの時代、学校で漫画を教えてもいいかもしれないよね。例えば、漫画や編集のテクニックを応用して伝わりやすいプレゼンテーションの方法を考えたりとかね。

コンテンツもサービスも「参加型」に

佐渡島

――あと本の中で「N対Nのコミュニティ」ということが書いてありましたよね。

佐渡島:僕は、これからの時代、コンテンツにしてもサービスにしても、何でも参加型になってくると思う。だから南君が「Koru」(※)を今後、複数展開していくとしたら、人を増やすのはもちろん、で。

 あとは、動きやすくするオペレーションの仕組みを作る必要があるかもね。あとは「Koru」として信頼を得るためのブランディング。そういう動きを「コルクラボ」で一緒に考えていけたら楽しいかもね。

※「コルクラボ」第3期生で、Koru-workers株式会社代表の南祐貴さん

――信頼を得るためのブランディングでいうと、スタッフを雇うときは、さっき言った「自ら動ける人を作るために必要な安心・安全の規則」(※前回の記事参照)を心がけました

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