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数センチのズレが命取り。ゴルフで5打縮めるための“ルーティンの極意”/三觜喜一

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 教える側の経験則や主観で語られてきた既存の指導法とは一線を画す論理的なレッスンで、YouTubeチャンネル登録者数40万人とゴルファーから絶大な人気を誇るティーチングプロの三觜喜一氏。「自身の集大成」と位置付けるゴルフレッスン本『誰も知らなかったゴルフの教科書』が発売された。そんな彼が『週刊SPA!』で1年半に渡って繰り広げてきた“誌上レッスン”をここに公開!

三觜喜一氏(日本プロゴルフ協会認定ティーチングプロA級)

三觜喜一氏(日本プロゴルフ協会認定ティーチングプロA級)

Lesson46 パターは数センチのズレが命取り。5打縮めるための“ルーティンの極意”

【前回を参照】⇒Lesson45

 さて、今回もパッティングについて。ラインを読む際の基礎中の基礎についてお話ししましょう。

 パットをする際、多くのゴルファーが、ボールの後方からピン方向を眺めて、距離感やスパット(打つべき方向の目印となるもの)を確認しています。こうしたルーティン自体は必要不可欠なのですが、このときに注意してほしいのが、両目で確認するのではなく、自分の“利き目”だけで確認することなんです

 わずか数センチですが、両目の位置は離れていますよね。同じ目標物を片目で交互に見ればわかりますが、こうしたわずか数センチの目の位置の違いによって、見え方は少々異なってきます。

 日常生活でこうしたズレを意識する局面はほぼないと思います。しかし、ゴルフにおいてはこのわずか数センチ分の“見え方の違い”が明暗を左右するのです

ズレをなくすために”利き目”だけでラインを読む

誰も知らなかったゴルフの真実

 なぜなら、自分がボールを打つ場所ではわずか数センチしかなかったズレも、ボールが転がった5ヤード先では数十センチものズレになってしまうから。これだけズレてしまうと、狙っていたピンにかすりもしませんよね。

 だからこそ、パッティングでラインを読み、スパットを設定する際は自分の“利き目”だけで確認すべきなのです

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