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柳俊太郎、20代は「気持ちがブレブレだった」。俳優デビュー10年目の“覚悟”も

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ようやく役者として勝負していく覚悟が

神は見返りを求める

(C) 2022「神は見返りを求める」製作委員会

――柳さんは現在31歳です。俳優デビューからも10周年を迎え、『MEN’S NON-NO』の専属モデルも昨年卒業しました。この10年強で変化してきたことを教えてください。

柳:僕にとって『MEN’S NON-NO』はやっぱりホームで、月に何回か撮影があると、リラックスできました。それがなくなって、ようやくひとりで役者として勝負していくんだなという覚悟になりました。遅いんですけど(苦笑)。

 ほかのメンノン出身のヤツらは、最初からそうした覚悟を持ってやっていましたけど、僕は割とのんびりと考えていたタイプなので、彼らが活躍する姿を見ながら「いいな」と思ったりもしました。なにせペースがゆっくりなので(笑)。ホームがなくなって、「よし、やるぞ」とやっとスイッチが入った感じです。

――ホームといえる場所から卒業する決断には、勇気がいりましたか?

柳:辞めることに関しての勇気はいらなかったです。そもそも12年も続くなんて思っていませんでしたし、僕が入ったころはみんなだいたい1年で卒業していたんです。それがちょうど体制が変わったりして、役者やるヤツも増えていって、いつ辞めてもおかしくないという感覚でいたのが、気づいたら12年もたって自然と落ち着く場所になっていました。

 モデルをやれる期間って海外を見ても短いですし、それをこれだけ長くできたのは、僕の人生においてよかったと思っています。

気持ちがブレブレだった20代

柳俊太郎

――20代という期間は振り返るとどんな時期でしたか?

柳:めちゃくちゃだったと思います。めちゃくちゃというのは、私生活がひどかったとかいう意味ではなくて、マインド的なことです。気持ちのうえでめちゃくちゃだった。ブレブレというか。芯を持って、10代からちゃんとやっている人もいるでしょうけど、僕は違ったから。

『MEN’S NON-NO』へのきっかけも家族が応募したからで、ファッションは好きだったけれど、もともとモデルを志望していたわけじゃない。急にポンっと入って、そこから現場で会うスタイリストとかヘアメイクの方々にいろいろ教えてもらって、体験して、進んできた感じなんです。

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