柳俊太郎、20代は「気持ちがブレブレだった」。俳優デビュー10年目の“覚悟”も | bizSPA!フレッシュ

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柳俊太郎、20代は「気持ちがブレブレだった」。俳優デビュー10年目の“覚悟”も

 映画『るろうに剣心 最終章 The Final』『生きててよかった』、WOWOWドラマ『ヒル』など、他にない存在感でさまざまな作品で印象を残している柳俊太郎さん(31)。2009年より務めていたファッション雑誌の専属モデルを昨年卒業し、俳優としてのキャリアも10周年を迎えました。

柳俊太郎

柳俊太郎さん

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 そんな柳さん、現在は『BLUE/ブルー』『空白』の吉田恵輔監督の映画『神は見返りを求める』が公開中です。見返りを求めない優しい男・田母神(ムロツヨシ)と、底辺YouTuberのゆりちゃん(岸井ゆきの)が、見返りを求める男と恩を仇で返す女へと転がり落ちていく本作。

 ゆりちゃんのYouTubeをバズるチャンネルへと押し上げていく協力者のひとり、デザイナーの村上アレンを演じた柳さん。本作に感じたことだけでなく、ご自身の10年を振り返ってもらいました(※柳俊太郎の「柳」は木へんに夘/吉田恵輔監督の「吉」は土に口が正式表記)。

田母神とゆりは、「逃げてきたふたり」

神は見返りを求める

(C) 2022「神は見返りを求める」製作委員会

――柳さんは、ゆりちゃんを手伝うことになる人気デザイナーの村上アレン役ですが、ゆりちゃんと田母神さんの関係はどう映りましたか?

柳俊太郎(以下、柳):人生を逃げてきたふたりがぶつかったという印象です。田母神さんは人に優しいし、たしかに善意でやってはいるんだけど、ある意味、厳しくするよりも楽なことなんじゃないかなと。本当は断りたいことも断れず、言いたいことも言えずに逃げて来た田母神さん、そしてゆりちゃんも色んな事から逃げて来た。そんなふたりが同じタイミングで出会って、ぶつかっちゃったのかなと。

――柳さんも人と向き合うときに「逃げる」という感覚はわかりますか?

柳:僕も人には嫌われたくないですからね。だから田母神さんの気持ちも理解はできます。だけど田母神さんはそれで自分が不幸になっているし、僕はそこまでお人よしにはなれない。だから言わなきゃいけないことは言います。全員には言えないし、言いませんけど、仲のいい友達には正直にスパっと言うタイプですし、言ってもらえます。

村上は間違ってない。友達にはなりたくないけど

柳俊太郎

――村上は、どんな存在だと感じましたか?

柳:僕の演じた村上は、割と逃げないで来た人物だと思うんです。性格としてはあまり友達にはなりたくないタイプですけど。でも間違ったことを言ってるわけでもなくて、田母神さんに失礼な言い方とかはしていますが、でも村上はそうやってズバズバ言わなきゃいけない世界で戦ってきて、そしてある程度成功している。

 ふたりがいろいろ逃げてきたってことを、村上はどこかで分かっている人だと思います。ゆりちゃんのことだって、手伝ってあげているんですからね、村上は。バズるためにいろいろ考えて。言い方はキツいし、友達にはなりたくないけど、そんな間違ったことをやっているとも思いません。

――友達にはなりたくないですか(苦笑)。

柳:イヤですよ。理屈ばかりで、一緒にいても楽しくなさそうだし。人って、そんなに完璧に生きる必要あるの? と思っちゃいます。「間違ったっていいじゃん」って僕は思います。でもそう言ったら村上は「いや、でも」って理屈を言ってくるでしょうね。そういうタイプとは友達にはなりたくないです。でも仕事で出会う分には全然いいと思います。ああいう人は必要でしょうね。

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