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ペット好きな彼氏が「悪魔」に見えた!一瞬で別れを決意した冷たい態度

コラム

 常識人だと思っていた人が、ある日突然、思いもよらぬ行動をとることは意外とあるようです。もしかしたらその瞬間こそが、本当の姿を見極める貴重なタイミングなのかもしれません

カップル

※画像はイメージです(以下同じ)

 妹尾愛梨さん(仮名・26歳)は、同じ会社の先輩で、入社時から憧れていた拓馬さん(仮名・28歳)と徐々に距離を縮めて付き合うことになりました。拓馬さんの印象やまわりの評価は、「仕事もできて常識人」といった高評価。上層部からの評判も上々でした。

デートのたびに愛犬は留守番

「人気者だった拓馬さんとの距離が縮まったのは、お互いに動物好きだということ。2人とも犬を飼っていて、最近できたドッグランや動物といっしょでもOKな施設の会話で盛り上がりました。まわりの同僚も恋愛を応援してくれる人が多く、障害は少なかったです」

 こうして、スピーディかつスムーズに付き合うことになった2人。最初のうちは、2人だけでの食事や映画、ショッピングなどを楽しんでいたと言います。けれど、2人ともが1人暮らしだということもあり、デートのたび愛犬に留守番させるのは心苦しいという話に。

「それで、お互いのペットを連れて公園デートをしようということになりました。ワクワクしながら待ち合わせ場所に行くと、いつも拓馬さんがスマホで見せてくれていたチワワの『チワ』と拓馬さんの姿が見えたので、手を振って、思わず小走りで近寄ろうとしたんです」

彼氏の愛犬が自分の愛犬を威嚇

チワワ 犬

 その瞬間、チワが吠えはじめました。チワは、妹尾さんの愛犬でフレブル(フレンチブルドッグ)の『ブル』に向かってギャン吠え。それでも新司さんはチワを咎める様子もなく、とにかくニコニコして手を振っているだけだったのです。

「いきなり近づいた私も悪かったと思い、戸惑いながらもゆっくりと歩み寄りました。でも、ゆっくり近づいても同じ。それどころか、近づけば近づくほどチワが過激に反応して、後ろ足だけで立ってギャンギャンと吠え、ブルを威嚇しました

 おとなしくしていたブルも「ウーッ」と唸りはじめ、動かなくなってしまいます。このまま2匹を近づけるのはよくないと感じた妹尾さんは、「めちゃめちゃ吠えているし、今日はいったん帰って、徐々に慣れさせていったほうがいいかも?」と、提案。

「でも拓馬さんは、吠えまくっているチワを引きずるようにして私のところまで連れて来たんです。そして『大丈夫だよ、おはよう』と、平然とした顔で挨拶してきました。私の後ろでじっとしているブルに、チワが吠え続けていても知らん顔。私の手をつないできたんです」

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