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現地のタイ式マッサージで“まさかの事故”が…若手社員が痛みに耐えての教訓

コラム

 日本でも人気の高いタイ式マッサージ。国内にも全国各地にお店がありますが、やはり本場でマッサージを受けてみたいと思う人は多いはず。実際、タイでは街の至るところお店があり、安いところなら1時間数百円程度で施術をしてもらえます。

タイ マッサージ

画像はイメージです(以下じ)

 外資系金融会社で働く浅沼健史さん(仮名・28歳)は、大学時代の卒業旅行でタイとカンボジアを一人旅。滞在中、ほぼ毎日通っていたのがタイ式マッサージで、1日2回利用することもあるほどハマっていたといいます。

強めのマッサージで寝落ちできず

「それまではコイン式のマッサージチェアーしか使ったことがなく、人の手で直接揉まれたのはこのときが初めて。相手はほとんど女性のため、最初は途中でヘンな気持ちになったらどうしようとか少し怖かったけど、そんな不安を忘れるくらいに癒されていました」

 バンコク市内のホテルに泊まっていた最後の夜も夕食後にタイ式マッサージのお店へ。翌日は早朝のフライトだったので旅行中、最後のマッサージとなり、施術を受けながら旅のこと、そしてこれからのことをぼんやりと考えていたそうです。

「いつもすぐウトウトしちゃうんですが、この日は寝落ちすることもなく意識もはっきりとありました。相手は40代くらいのおばちゃんで、決して下手ではなかったですけど、揉む力が強かったんです。それで『優しく揉んでください』を意味するタイ語『ゴッ・バオバオ・ノォーイ』を何度か言ったのを覚えています」

ボキッという嫌な音と同時に激痛が

タイマッサージ

 それでも途中からは絶妙な力加減になって満足していましたが、残り10分と迫ったマッサージ終盤、ここで“ある事故”が発生します。

 うつ伏せで横になる浅沼さんの背中の上に相手の女性が乗り、足で彼の身体をマッサージ。これ自体はタイ式では定番のひとつのため、特に驚くこともなかったそうですが、突然「ボキッ!」という嫌な音が胸のあたりから聞こえます

「骨伝導っていうのか、音が身体に響いてくるように聞こえ、同時に強い痛みも感じました。とっさに『ストップ、ストップ!』と言いましたが、感覚的に肋骨が折れたかヒビが入ったと思いました。それで少し時間は早かったですけど、ここで終わりにしてもらい、店を出ました」

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