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「まだ安い服着てるの?」とLINEでブランド物マウントを取る友人の末路

コラム

ついにお金がなくなって…

 はじめはKさんのLINEを軽く流していた長根さんでしたが、徐々にしつこくなってきたことからストレスを感じ始め、LINEを送らないようお願いしました。しかしそれが聞き入れられることはなく、その後もLINEは止まりません。仕方なく未読無視で対応していると、しばらくしてLINEが送られてこなくなりました。しかし……。

「半年近く連絡がない状態が続いていたんですが、ある日、突然LINEが来たんですよね。また自慢かなと思ってイヤイヤ開いてみたら、『お金を貸してほしい』と書かれていて驚きました。思わぬ連絡だったので、ついつい返事をしてしまったんですよね」

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 詳しく事情を聞くと、Kさんはブランド物の服やバッグを買うために、クレジットカードでかなりの額を使っていたそう。しかしついに返済が追いつかない状態になってしまい、友人たちに助けを求めている状況だったのです。それを聞いた長根さんは、今までさんざん嫌な思いをさせてきた相手を助けたくないとKさんを一蹴しました。

「正直ざまあみろという気持ちになったのは否めません。僕が断ると何度も謝ってきたので少し心が揺らいだんですが、甘やかしてもいいことがないと思ったのでブランド物を売って返済するよう伝えてその後はLINEを無視することにしました」

助けを求められた全員が断っていた

 それから他の友人たちとも連絡を取ると、助けを求められた全員が長根さんと同じ理由で断っていたことがわかりました。そこで改めて自分の判断が間違っていなかったと安心したといいます。

「僕は悪くなくてもやっぱり断るのって罪悪感あったのでみんなに聞いてよかったです。その後1か月くらいしてからKくんから『今までごめん』というLINEが来ました。僕が言ったとおりにブランド物を全部売って返済できる目処がたったみたいです」

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 本当に反省している様子が伝わってきたことから、長根さんはKさんを許すことにしました。今は月に数回連絡を取り合い、返済も滞りなくできている状況だそうです。この件以降、Kさんがマウントを取ったり上から目線で言ってきたりすることはなくなりました

「今そういう態度だからといって過去に言われたことを全部許したわけじゃないですけど、今後の行動を見てどうやって付き合っていくか考えていきたいと思います。なんだかんだで5年くらい関わってきた友人ですからね。でももうブランド物は手を出さないでほしいですね」

<TEXT/つる>

食べること、お酒、音楽、辛いものが大好き。30代になっても派手髪から抜け出せません。外に出るのはお酒が待っている時だけという姿勢を崩さず、今日も適当に生きています

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