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アンゴラ村長も働く「どヘンタイの個性派集団」。創業社長が語る、仕事の実態とは

学び

従業員の平均年齢は29歳。面接での決め手は?

これからKIDS

プログラミング教室「これからKIDS」では佐藤歩実さん(アンゴラ村長)も講師をしている

 講師はWEBサイトの構築や、アプリ開発を行っているITシステムのプロばかりだ。社員の一人であるお笑い芸人コンビ「にゃんこスター」のアンゴラ村長(佐藤歩実さん)も講師をしているという。

「日本は飛び級もないですし、すべてに対して遅いですよね。歳とればとるほど情報吸収が遅くなっていきます。吸収が早い子どもの時期にどれだけ物事を体験させるかが大事です。スポーツ選手は15、18歳で一流になっているのに対し、ビジネスに関しては大学出てから教育して、25歳くらいでようやく一人前になるのはおかしいと思います

 従業員は平均年齢29歳で、新卒もどんどん採用。面接で合格する際の決め手は「うちに合うかどうか」だと語る。

能力は多少必要ですがそこまで見ていません。一番はうちのメンバーと一緒に楽しくやれるかどうかです。キャラや人間性、本質的なところを見ます。うちの会社は“どヘンタイ”の個性派集団といわれていて、そこに馴染みながら自分を伸ばせるような人が多いですね」

若い世代は「長い目線で育てないとうまくいかない」

「今の若い世代は頭は柔らかいのですが、やはり精神面でまだ弱いので、叩き上げのようなノリで対応すると心が折れてしまいます。比較的長い目線で育てないとうまくいかないなと感じています。おそらく若い年代は、褒められて育ってきたから承認欲求が強いのではないでしょうか。

 1人っ子が多くなってきているので、競わされないニュートラルな環境で育っているのも要因でしょう。『逆境に乗りこえてやっていくぞ!』というと、『そういうのは求めていないので』となってしまう(笑)」

 そんな時代背景でも、若い人たちの質がここ1〜2年の流れが変わってきているという。2020年に入ってきた新卒はもうゆとり世代ではなく、いわゆる“Z世代”と呼ばれており、物心ついたときからインターネットやSNSがあった。

「自分が変化するしかないと思っています。押しつけるのではなく、若い子に任せて自分は極力入らないようにしています。普通に社員とは話しますが、おそらく若い人たちは『社長と話すのが怖い』と思うので、指示はしないようにしています」

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