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ムダに高い家賃を払わない「値下げ交渉」の秘訣

コラム

 いい物件が見つかり、値下げ交渉も実っていざ契約へ……という段になっても安心は禁物です。まだ注意を払わなければならない点があります。

契約 不動産

 それは、契約書の「特記事項」の欄をしっかりとチェックすることです。

 解約予告の条件、更新料の額、連帯保証人のみで良いのか、保証会社を立てる必要があるのかなど、事細かに記されています。

 家賃は値引いてもらったものの、相場より高い更新料を見逃しており、結局お得感はゼロ……といった例が意外に多かったりしますね。

 残念ながら、特記事項に関する説明がおざなりな不動産業者や、借り手のほうにも無自覚な人もいます。自分でしっかりと事前確認するよう努めましょう。

出ていく際……敷金返却額を最大化するには?

 入居の際だけでなく、物件を出ていく際にも、節約ポイントは存在します。それが「敷金の返却」です。

 1か月分の8割が戻ってくるのか、1割しか戻ってこないのか、そこが重要です。

 敷金がいくら戻ってくるかについては、明確な判断基準はなく、原状回復の業者さんの主観に依る所が大きいです。なので、当然ですができるだけ部屋をキレイにしましょう。

 画鋲の穴を塞いだり、換気扇にこびり付いた油汚れを掃除したり、そういった努力で結構変わってきます。壁紙を激落ちスポンジで拭くのも良策です。

 ポイントは「もういいや」と諦めず、きっちり掃除することですね。業者さんに良いイメージを持ってもらえば、バックされる額が間違いなく増えます。

 また、入居時から注意が必要なことがあるという。

 部屋の設備を過失で壊してしまった場合、絶対にすぐ報告しましょう。放置したまま損壊が大きくなってしまうと、損害賠償を請求される可能性もあります。敷金返却どころではなくなってしまいますので、ぜひとも早めの報告を……。

 ちなみに、設備の経年劣化・自然故障については、不動産会社にダイレクトで言うより、仲介業者を通して修理依頼を出すのがオススメです。そのほうが早めの対応が望めます。

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