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秋冬にはなぜ憂鬱になるのか?「季節性うつ」の症状と対策を医師に聞いた

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日記をつけることが対策に

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 季節性のうつ病は当然、毎年訪れるものです。なにか予防策はないのかという質問に対して、今野氏は「日記をつけることをお勧めします。簡単な内容でも日記に残すことで、どんなことがきっかけで落ち込みやすくなるのかを知り、ヒントを掴めるようになります」と語ります。

 バランスの良い食事・充分な睡眠時間・定期的な運動など、なかなか生活習慣を改善するほどの時間がない人も、出来る範囲で記録をつけておくことが重要と言えそうです。

 なにかと体調を崩しやすい人も多い季節の変わり目。精神的な症状がある場合は「運動がてら日光を浴びに外出する」「食生活を見直す」といった生活習慣の改善を意識してみてもいいかもしれません。

<取材・文/佐藤隼秀>

【今野裕之】
ブレインケアクリニック名誉院長。一般社団法人日本ブレインケア・認知症予防研究所所長。博士(医学)・精神保健指定医・精神科専門医・日本抗加齢医学専門医。日本初のリコード法(アルツハイマー病の画期的治療プログラム)認定医。順天堂大学大学院卒業。慶應義塾大学病院、日本大学医学部附属板橋病院、薫風会山田病院などを経て、2016年ブレインケアクリニック開院。

1995年生まれ。大学卒業後、競馬会社の編集部に半年ほど勤め、その後フリーランスに。趣味は飲み歩き・散歩・読書・競馬

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