鳥取県民が衝撃…「お雑煮」だと思って食べていたものの正体は?
味噌がベースの地方も
実は、お雑煮の味付けは地域やエリアによってさまざまなんです。東日本を中心にしたエリアでは、ほとんどがしょうゆで味付けした汁に餅を入れるスタイル。中国地方から西のエリアも同様のスタイルが多く見受けられます。
一方、三重県や関西地方を中心としたエリアでは味噌ベースが主流となっているのです。中に入っているお餅が丸い、四角いといった形の違いも地域によってバラつきがあるようですが、意識して食べている人はほとんどいないのではないでしょうか。
鳥取のお雑煮は「あずき雑煮」
鳥取のお雑煮は全国的にも珍しく、小豆を煮込んだタイプの「あずき雑煮」というものが主流です。甘党にはたまらない食感と美味しさですが、いつからこのタイプのお雑煮が始まったかは歴史的にも定かになっていないとか。
「お雑煮とぜんざいか……。確かに違いは今まで気にしたことなかったし、正直、聞かれても答えられません。でも、慣れ親しんだ味ですから自分にとってのお雑煮はこれしかありません」
地域により言葉や文化が違ってくるように、お正月にしか食べないような伝統的なお雑煮でさえもこうした違いがあるのです。県内人口が少ない鳥取県の文化はマイノリティで独特なものも多くあるので、まだまだ世間と比べて驚くべき発見がありそうですね。
<TEXT/萩ゆう イラスト/カツオ(@TAMATAMA_GOLDEN)>
特集[ローカルで驚いた出来事]
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