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初海外でベトナム移住した29歳DJが語る、コロナ隔離体験「3週間家から出られない」

ビジネス

 ベトナム国内のクラブやホテル、レストランで活動する「DJ KAZHO」こと三浦一帆さん(29歳)

 DJ以外としても、経営コンサルタントの顔を持ち、さらにベトナム・ダナン市内にある「United Bar」「THONG NHUT United CAFE」や建築施工会社も経営。今回は幅広いフィールドで活躍する三浦さんに移住したきっかけや海外で働くメリットを聞いてみた。

三浦一帆さん

三浦一帆さん

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初海外旅行で移住を決めた

 大学卒業後は、アパレル会社で働いていた三浦さん。新卒1年目のころに学生時代から続けていたDJの仕事でベトナムを訪れるが、のちの人生を大きく左右することになる

「この旅行で初めてパスポートも取ったくらい、もともと海外に全く興味がありませんでした。でも、街の雰囲気や現地の人の良さといったダナンの環境に魅せられたこともあって、あっという間に退職と移住を決意したんです。母に心配されたので、いきなりではなく、長期出張を何度か重ねて徐々に移住していくことにしました」

 はじめの2年間はDJをしたり、ベトナム国内の工場でTシャツを作り、日本に卸したりなどをしていた。ダナンで生活をしていて、「クラブのような店が多く、ゆったりできる場所がない」ということに気付き、2016年にバー「United Bar」をオープンした。

「ゆったりできる場所」に商機を見出す

三浦一帆さん

クラブでDJをする三浦さん

 バーの経営者となって、これまでとは違った問題に直面することになった。

「ベトナムはものの値段が定まらないので、慣れるまで時間がかかりましたね。また、時間や契約について曖昧なところが多くて……。バーをオープンした物件でも、突然大家さんに『海外に移住するから土地を売りたい!』と言われて(笑)。さすがに土地ごと買うことはできなかったので、移転を決めました。それ以後は新型コロナの流行するまでは特に問題なく経営できていました」

 2020年時点で政府による発表の翌日に防疫措置が実施されるなど、ベトナムはコロナ対策の措置が早いことで有名。当然ながら在住外国人も柔軟に対応しなければならない。

 特にバーやクラブ、カラオケなどのナイトスポットの営業に関しては厳しく取り締まりが行われており、緩和されるのも1番最後になる。しばらく落ち着きを見せていた感染状況だが、2021年4月終わりから5月にかけてのベトナム国内の連休で第四波が起きた

「クラブが営業禁止になり、DJとしての現場がなくなってしまいましたが、『17ライブ』のオフィシャルストリーマーに任命してもらいました。2021年の5月から毎日18〜20時(ベトナム時間)にライブ配信をやっています」

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