内山理名、20代半ばで直面した“父の死”。自分を見失っていたような時期も | bizSPA!フレッシュ

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内山理名、20代半ばで直面した“父の死”。自分を見失っていたような時期も

 1998年の女優デビュー以降、ドラマ『大奥〜華の乱〜』など、多くの作品で見るものに強い印象を残す内山理名さん(39)。現在、公開中の映画『未来へのかたち』では、砥部焼で有名な愛媛県砥部町を舞台に、窯元の主人公・竜青(伊藤淳史)の妻・幸子を演じています。

 内山理名

内山理名さん

 物語の設定を知るや、脚本を読む前に「受けます!」と即答したという内山さんに、本作から感じたこと、「仕事への価値観が変わった」という20代の頃の話を聞きました。

「受けます!」と即答

――オファーを受けたときのことを教えてください。

内山理名(以下、内山):陶芸家の家族の話で、オリンピックの聖火台を作る話だと。そして砥部町に行ってのオールロケだと。そううかがった瞬間、脚本も読まずに「受けます!」と即答しました(笑)。砥部焼もステキだし、その町に入り込んで役づくりができるなんて、なんて贅沢なんだろうと。

――実際に行かれてみて受け取るものは大きかったですか?

内山:大きかったですね。私と伊藤さんが演じる夫婦のモデルになったご夫婦がいるのですが、そのご夫婦の窯元でロケをさせていただく機会も多かったんです。ご自宅の食卓をお借りしたり。目の前で砥部の方たちの関係性を感じながら撮影ができる環境が、大変有難かったです。

お互いの役割を持った家族の形

未来

(C) 2021「未来へのかたち」製作委員会

――何か特別な関係性が見えましたか?

内山:窯元一家だからこそというか、ろくろを回す人、絵付けする人、土を取ってくる人、というように、それぞれが役割を持っている家族の形に惹かれました。お互いを尊敬しながら、どこかひとりの個として見て、話ができるような感じです。

 女性も前に出る方が多くて、中心になってイベント等を考案したり。いわゆる職人の奥さん、お母さんというイメージとは違いましたし、家族もそれぞれが自立しているように感じました。

――内山さんの演じた幸子さんも、子供に対しても過保護ではなかったですね。

内山:そうですね。子どもが失敗したからといって、すぐに手を差し出すのではなくて、未来のために、今何をすべきなのかを考えている。個々が独立していて、良い関係性が築けているなと思いました。

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