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仮想通貨でよくある相談は? 話題の「ビットコインの窓口」に聞く

コラム

――大福さんは今、30歳と非常にお若いですが、事業スタートのきっかけは?

大福:僕はもともと美容メーカーに就職して、24歳で起業したんです。それは某大手携帯会社の代理店で、スーパーのはじっこで携帯を売っていました。店舗経営のノウハウはそこで学びましたね。

 ただ、徐々にスマホが売れなくなって2016年からはエンタメ系のウェブメディアを始めました。計5サイトで最高2000万PVくらいありましたね。

――そこから「ビットコインの窓口」をオープンしたのはなぜ?

大福:それから仮想通貨が盛り上がりだしたときに、「ゼロから始めるビットコイン」というサイトを買収して、運用したんです。それが初心者向けの仮想通貨サイトとしてうまくいった。これはオフラインでもできると思い、実店舗をオープンしました。

 単純な話ですが、現金の窓口は銀行にあるのに、どうして仮想通貨の窓口はないんだろうという疑問がありました。今後はもっと窓口を増やして、銀行の窓口の代わりになるような存在まで広めていきたいです。

――なぜそこまで仮想通貨ビジネスにこだわるのでしょうか。

大福:それはやっぱり仮想通貨が画期的だと思うからですね。やっぱり海外でも仮想通貨があれば、両替の必要すらなく、送金してもらってすぐに決済できますし。

 いわば世界中の人々とお金でやり取りできる「世界共通の電子マネー」なんです。どうしても今はまだキャッシュ(現金)が必要になる場面も多いですが、3~4年後には世の中もかなり変わり始めると思います。

大福裕貴

「三菱UFJが独自仮想通貨“MUFGコイン”を導入するなど今後、より安定した実用的な仮想通貨が出てくると思う」

<取材・文・撮影/井野祐真>

株式会社扶桑社第二編集局SPA!Web編集部「bizSPA!フレッシュ」編集長、詠(ながみ)です。映画と音楽が好きです。

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