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もう企画がボツにならない。24時間でアイデアを磨く方法

学び

1人でアイデアを出す苦しさを減らす

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 コロナ禍の影響で、自宅で1人で仕事をする時間が増えた人も多いでしょう。これまでは、会社の会議室で、チームのみんなで取り組んでいたアイデア出しの作業を、1人でやらなければいけなくなってしまい「困っている」という人もいらっしゃるでしょう。

「このままじゃ、アイデアを考えるだけで1日が終わってしまう! ほかにもやることはたくさんあるのに!」というときには、先ほど紹介した方法を応用してみましょう。

【アイデア出しの作業を1人でやる方法】

01:アイデアを出す(1人ブレスト・第1回目)
02:ベストアイデアを具体的にする。効能を3つだけ記したヒアリングシートを作る
03:ヒアリング作業時間(約2時間)を定め、気軽に聞ける人5人程度に意見を聞く
※SNSなどで日頃から交流している人たちにメッセージを送るのでいいでしょう。
04:もらった意見をリストにまとめてアイデアを改良する(1人ブレスト・第2回目)
05:バージョン2になったアイデアから再びヒアリングシートを作る
06:時間(期間)を決めて、ターゲットユーザーに近い人たちに意見を聞く
※返信をもらうまでの時間は数日に設定するといいでしょう
07:もらった意見をリストにまとめて、再びアイデアを改良する(1人ブレスト・第3回)

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 こんな風に進めてみてください。意見を聞く人数は、理想をいえば5名ですが、1~2名でもかまいません

 また、2回目のヒアリングができないというのであれば、それも仕方ありません。1回目のヒアリングをするだけでも、自分1人で考え続けているよりは、ずいぶんアイデアの改良が進むと思います。

 そこそこ時間と手間がかかるのは確かですが、完全に1人でいいアイデアを出さなければならないというプレッシャーからは解放されるはずです。ぜひ試してみてください。

<TEXT/早稲田大学・奈良女子大学 非常勤講師 石井力重>

早稲田大学・奈良女子大学非常勤講師。創造工学の研究、ブレインストーミング・ツールの開発、アイデアソンのデザインとファシリテーション、創造研修をしている。グーグル、マイクロソフト、NTTドコモ、富士通、KDDIなど600件以上でのべ2万人以上が研修を実施。著書に『すごいブレスト』(フォレスト出版、2020年)。公式サイト「アイデアプラント

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