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大阪ガス、出光興産…エネルギー業界のクチコミ比較。社員の満足度は?

ビジネス

電力、ガス、エネルギー「20代成長環境」ランキング

オン・ザ・プラネット

画像:株式会社オン・ザ・プラネットより

 続いて、「20代成長環境」について、スコアが高い順に企業を並び替えました。

【20代成長環境ランキング】
1位:株式会社オン・ザ・プラネット
2位:株式会社ネクシィーズグループ
3位:株式会社アイ・ステーション
4位:株式会社エコ・プラン
5位:出光興産株式会社
6位:北海道瓦斯株式会社
7位:株式会社ガイアシステム
8位:中電プラント株式会社
9位:日本テクノ株式会社(電力)

圏外:中部電力株式会社

 こちらも大きく顔ぶれが変わりました。総合ランキング上位の企業は「株式会社オン・ザ・プラネット」「株式会社ネクシィーズグループ」「出光興産」のみです。また、総合ランキング上位の企業で「20代成長環境」スコアが最も低かったのが「中部電力株式会社」でした(ランキング圏外)。

 イメージがつかみやすいよう、「20代成長環境」観点で評価が高い企業のコメントと、総合ランキング上位の中で「20代成長環境」観点が低めの企業のコメントをご紹介します。

【平均評価が高い:オン・ザ・プラネット社員の口コミ】
 男女、社歴に関係なく実力のある人が上にいくため、自分次第では1年目で責任者になることも可能。それを最初の目標にする新卒も多い。その場合、稀に先輩社員が部下になることもある。そのため、そういった中々経験のできない環境で、マネジメントを学ぶこともでき、同年代より早く成長できる環境ではある(コストコンサルティング事業部、営業、主任、在籍5~10年、男性)

【平均評価が低い:中部電力社員の口コミ】
 人々のライフラインに関わるといった面では、暮らしを支えているという達成感がある。ただ、実業務の中で達成感を実感できる社員は一握りであり、実感出来ないまま業務をしている場合が多い(営業、在籍10~15年、男性)

 両者のコメントを比較すると、「20代の成長実感=現場業務と業績の連動感・役職が早期につくこと」という意味であると言えそうです。ただ、20代のうちに成長実感を得られる仕事というのは「業務全体のサイズが小さい」ということでもあります。ライフラインや商社のような、地域・国単位の業務の場合は20代のうちは成長実感を得づらいということは認識しておいたほうが良いでしょう。

電力・ガス・エネルギー9社を比較した結果

 ここで、まとめに入ります。総合ランキング上位9社の比較結果を表にまとめると下記のようになります。「Openwork」内の情報(残業時間・有休消化率)と、各社の有価証券報告書のデータ(収益・当期利益・平均年収・従業員数)を使って比較してみます。

エネルギー

表:電力、ガス、エネルギー業界上位9社の比較表(筆者作成)

 オン・ザ・プラネット、ネクシィーズグループ以外は、すべて2019年4月1日~2020年3月31日までの値です。このように表にまとめると、オン・ザ・プラネットの毛色の違いが際立ちます。1社のみ残業時間が42.6時間/月と多く、有休消化率も32.2%と非常に低いです。また、ネクシィーズグループは提出会社の従業員数が38名と圧倒的に少ないです。

 本項目では、これらの違いについて掘り下げるべく、各社のクチコミのうち、「企業分析[強み・弱み・展望]」カテゴリを中心に各社の花形事業など、各社の特徴・カラーがわかるクチコミを集めました。

【株式会社オン・ザ・プラネット】
強み:後発型のビジネスモデルでも圧倒的な個人営業力で顧客を作りだすことは流石の一言だと思います。
弱み:個人営業の会社なので、toCビジネスの域を超えられないことが弱みかと。また、幹部社員でも経営戦略のスキルが乏しいので一般社員のビジネススキルは伸びないと感じた。
事業展望:主事業のニチガス代理店事業がこけない限り飯は食っていけるのかなと。頭の良い社員が、代理店事業は独立してやった方が儲かることに気づいたら危ういか。
(営業、在籍3年未満、男性)

【RSエナジー株式会社(旧:昭和シェル石油株式会社)】
強み:出光と合併したことでシェアが業界2位となったこと
弱み:右肩下がりの石油産業のなかで、次の主軸となる事業がない
事業展望:新素材、再生可能エネルギー、新規事業等に取り組んではいるが、石油事業に代わるものがない。
(コーポレートスタッフ、在籍5~10年、女性)

【出光興産株式会社】
強み:同業他社にはない、有機ELや一部の高機能化学製品に代表される技術開発力は他社には負けない武器である。
弱み:意思決定のスピードの遅さはこれから先の早い世間の潮流から取り残される恐れがあり。 何をするにも稟議を通すのに時間がかかる。技術力があってもそれを適切なタイミングで活かさなければ全くの無駄である。
事業展望:燃料事業の将来性は乏しいため、石油化学事業や他の事業に注力しているが、それは同業他社も同じ傾向であるため、どんぐりの背比べみたいなものである。他者との統廃合で延命治療しているのが現状である。
(事務系、平社員、在籍5~10年、男性)

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