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パワハラを恐れて上司がヘラヘラ…成長できない会社の見極め方

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考える力を遮られる「大手社員病」

大企業

「大手社員病」とは、その会社の看板だけで仕事をしてきたのにもかかわらず、個人の能力だと勘違いしてしまう考え方のことです。

 あなたの周りにも、そんな大手社員病の人はいませんか?「会社を辞めれば、ただの人」などと囁かれている人は、間違いなく大手社員病にかかっています。

「俺は○○商事だから」
「△△新聞の東京本社に勤めています」

 という肩書きだけにすがって仕事をし続けてしまうと、その人は肩書きを超えて考えることができなくなってしまいます。たとえば、全国紙の看板に頼った仕事をしている記者よりも、誰も知らない業界新聞の記者のほうが、知名度がないぶん、相手に低姿勢で切り込むことで取材がうまく進むかもしれません。

 大手企業に入るなとは決して言いませんが、「大手に入ることで考える力を遮られることもある」ということだけ、忘れないでください。考える力を遮られてしまうという面を見れば、大手企業もバッドブラック企業なのかもしれません。

<TEXT/人事コンサルタント 大橋高広>

大阪府出身。同志社大学を卒業後、大手某通信系企業、経済団体、中堅製造業を経て、2015年に株式会社NCコンサルティングを設立。人事コンサルティングや講演・セミナーは全国各地で好評を得ている

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