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リモートワーク実践者が語る「コロナ時代の働き方」5つのポイント

学び

5:会社はテレワークのための投資を行うべし

 大事なのは、会社として、テレワークのためのソフト、ハード面に、きっちりと投資を行うことです。昨今は、ある程度のレベルまでは無料で使えるツールもありますが、制限を付けながらの利用は非効率です。

 作業デスクや椅子も最近は家具のレンタルサービスもあったりします。オフィスの一人あたりの賃料などを考えても、テレワークへの投資は安いですが、経営者の理解がとても重要です。

 テレワークのための環境整備費に、費用対効果を求めるようではうまくいきません。オフィスの具体的な費用対効果を出すことが難しいように、テレワークの環境整備でも数値化できない、見えない価値を認識できることが必要です。ぜひ企業の姿勢として十分な投資をお願いしたいです。

6:ボイスチャットで喜怒哀楽を伝える

テレワーク

 リモートワーク・テレワークで特に気になるのが、相手の反応がない時です。呼びかけているのに相手の状況が分からず待つしかない状態になってしまいます。相手の反応によってタスクが変わるような場合には、非常に困ります。

 実際、モンゴルとのやり取りでも非常に困りました。他人に連絡して、「彼はどうしてる?」とか聞いたりしたこともあります。在宅ワークの場合は、これもできませんので「Discord」のようなボイスチャットを使うことをオススメします。

 ボイスチャットは、音声チャットのチャンネルを常にオープンしてるような感じで、他人がここに入ってきて会話を強制的にスタートできるもので、運用次第では、他のビデオ会議ツールでも同じことはできます。雑談ボイスチャットルームを作ったり、プロジェクトのボイスチャットルームを作ることで、雑談レベルの会話をすることができ、コミュニケーションがスムーズになります。

 さらに問題となるのが、喜怒哀楽の怒りの感情を伝える方法です。テキストベースのコミュニケーションツールで怒りの感情を表現するのはとても危険です。温度感もなくストレートに言葉となって相手に伝わります。

 これも同じく、ボイスチャット等を使い、音声で伝えるほうがスムーズに伝わるでしょう。感情に関わる部分は、とても課題の大きい部分だと思いますが、対策として使えるツールもありますので十分注意しながらコミュニケーションを行いましょう。

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