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「他人が握ったおにぎり」を食べられる?20代に聞いた、意外な結果は…

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「知っている」が信頼できる理由

 では、それぞれの意見を詳しくみていきましょう。まずは「家族が握ったおにぎりなら食べられる」「恋人が握ったおにぎりなら食べられる」といった、“特定の関係”がある人のものなら食べられるという回答を見ていきましょう。

 どちらを選んだ人も「家族なら大丈夫」(27歳・北海道・女性)「恋人なら問題なし」(29歳・埼玉県・男性)といった、理屈抜きの感覚的な答えが多かったです。

 引いた視点で考えれば、家族や恋人だから清潔な状態で握ったおにぎりである、とは必ずしも言えないはず。しかし、そういった視点を無視できるのは「知ってる人だから」(27歳・静岡県・男性)で「信頼しているから」(24歳・東京都・男性)だからでしょうか。

信頼は「商品」ではなく「人」への信頼

食事

 知っていると信頼できる、というのは「生産者の顔が見える商品」に信頼感を覚えることと似ています。

 ただ大きく異なるのはその信頼は「商品」ではなく「人」への信頼であるということでしょうか。それは「気持ち的に安心できるし、なにかあっても許せるから」(24歳・滋賀県・女性)という回答に現れているように思います。

 また「衛生状況を分かってるから」(29歳・神奈川県・女性)「ラップで作ってくれるから」(25歳・埼玉県・男性)といった自分の許せる方法で握ってくれていることを「知っている」からという回答もありました。

 ほかに家族に関しては、「小さな時から同じお皿で食べてきたりしているから」(24歳・大阪府・女性)「子供のころから食べているから」(25歳・神奈川県・男性)といった、ともに過ごした時間への信頼がわかる回答も見られます。

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