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就活セクハラ被害女性が語る「パニックになった時」の対処法

学び

面接官の「こういう言動」がおかしかった

セクハラ

就活セクハラに遭遇した当時の心境を、笹川さんは漫画で振り返る

内藤
内藤:振り返ってみて、「面接官のこういう言動がおかしかった」という部分はありますか?

笹川
笹川:今思うと、面接の時点でセクハラ的なことをチラホラ言っていたんですよね。その時は冗談なのかなとも思ったんですけど、配慮に欠けていますよね。あとは、自分がすごい人なんだという話を結構していました。たぶん自分の話すことに説得感を持たせようとしてたのかなと思います。

内藤
内藤:普通に考えて、面接の場でセクハラ的な話や質問は必要ないですもんね。少しでも異変を感じたら、身構えたほうが良いかもしれないですね。

 就活セクハラについてニュースで目にすることはありましたが、実際にこうして話を聞くのは初めてでしたので衝撃的でした。

男性で“就活セクハラ”被害を受けている人も

面接

笹川
笹川:私の話は一例に過ぎず、同じような経験をした人がいると思っています。もちろん、そこまで頻繁に起こることではないと思いますが、インスタグラムで発信している私の漫画にも、就活セクハラに遭われた方からコメント欄にメッセージをいただくことがあります。女性に限らず男性で被害を受けている人もいます。

内藤
内藤:女性の面接官や社会人から、性的に不快な発言や行為をされる男子学生がいるということですね。話題になるニュースがそうだからか、世の中的には“就活セクハラ”というと女性に対するセクハラというイメージが強いかもしれません。

笹川
笹川:確かにそうかもしれませんね。SNSでもたまに「これだから男性は……」というコメントをいただくことがあるのですが、そもそも“男性全体”に、または“女性全体”に問題があるのではなく、問題があるのはあくまでも“就活セクハラをしている人”なんです。

 だから、こうした話が出た時に男女でそれぞれを一括りにして話をするのではなく、あくまで加害者と被害者として見るべきだとは感じています。

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