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日産、1万人超の“大リストラ”へ。社員からは経営に疑問の声も

ビジネス

社員評価システムに満足の声

 実際に日産自動車で働いている人たちはどのように思っているのだろうか。年間2000万人が訪れる企業の口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」に寄せらせた口コミから紹介したい。

 まずは社員評価システムについて述べられたコメントを紹介する。

「コンピテンシー評価を採用している。その人の行動を上司が評価し、来年の給与、ボーナスが決まる。ハイポテンシャル制度があり、高い評価を受けている人はハイポテンシャルパーソンとして出世コースに乗り、どんどんと出世していく」(研究開発/20代後半男性/正社員/年収400万円/新卒入社 3年未満/投稿時に在職/2018年度に関する口コミ)

 日産自動車では、課題をいかに達成したかで判断する「パフォーマンス評価」、スキル・知識・心構えなど社員の行動特性を捉える「コンピテンシー評価」で報酬を決定している。歴史ある企業ではあるが、グローバル企業らしい革新性が見受けられる部分だろう。

 また、働き方も比較的フレキシブルなようだ。

「個人の業務負荷が高いため、残業は多い。しかしながら、残業に対する監視は年々強まっている。また、フレックス制度を導入しているため、比較的朝はプライベートとの調整がつけやすい。またテレワークも導入しており、積極的に活用されているため、在宅での業務も可能。しかし、業務負荷が高いとプライベートとの境が曖昧になる可能性もある」(貿易事務・国際業務/20代後半女性/正社員/年収550万円/新卒入社 3年~10年未満/投稿時に在職/2017年度に関する口コミ)

 能力があれば出世でき、また働き方も柔軟など、社員の満足度は低くないようだ。

経営方針を疑問視する社員も

車

(C)Pogonici

 最後に、経営方針についての口コミを紹介したい。

「コストを改善して収益を上げる経営方針があり、魅力的な商品を開発して、ブランド力を上げ、販価を上げるような収益向上が苦手。また、台数を追う経営方針もあり、値引きの拡大とブランド力の毀損が進んでいると考えている」(経営企画/50代前半男性/正社員/年収1500万円/新卒入社/10年以上/投稿時に在職/2017年度に関する口コミ)

 日本を代表する自動車メーカーのひとつである日産。今回の構造改革はどのような結果を生むのだろうか。今後の動向に注目したい。

<TEXT/菅谷圭祐 データ/キャリコネ(運営:グローバルウェイ)>

大学受験情報誌、IT情報サイトなどでライター経験を積み、2018年よりフリー。最近の趣味は休日の農業、リサイクル業も兼業

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