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おぎやはぎ、ラジオの過激企画もセクハラと批判されない理由

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なぜ「妄想総選挙」は批判されないのか?

 まるで男子中高生の妄想を具現化したような企画ですが、「セクハラ」や「パワハラ」など、年々コンプライアンスが厳しくなっているなか、なぜここまで支持されているのでしょうか?

「おぎやはぎさんの番組は、業界の注目度も高くタレントとして飛躍する可能性が高い。かつて『メガネびいき』では、まだ知名度の低かったローラさんが出演して話題になりましたし、『ゴッドタン』でもアイドルや若手芸人が数多くブレイクしています。

 少々過激な企画でも許されるのは、“おぎやはぎの2人ならうまく料理してくれる”というスタッフからの信頼があってのことでしょう」(芸能関係者)

 昨年は、番組終盤にグラビアアイドル・手島優さん本人ではなく、中村マネージャーのみがサプライズ登場。おぎやはぎの2人から「(手島さんは)ヤレるの?」と問われると、「間違いないと思います」と即答してスタジオの笑いを誘っていました。

元AKBやモデルがサプライズゲスト出演

モデル アイドル

※画像はイメージです

 そんな扱いを受けながらも、のちに手島さんは別番組で「(おぎやはぎが出演する)『ゴッドタン』のアシスタントになりたい」と率直な思いを明かしています。

「きっと私たち視聴者が想像している以上に、おぎやはぎの2人には人徳があるのでしょう。ラジオ番組スタッフも、サプライズゲストとして、これまでモデルの佐野ひなこさん、元AKB48松井咲子さん、グラビアアイドル・おのののかさんといった面々を呼び、出演者と過激なトークを披露しています。こうしたゲストをうまくキャステングできるのも、企画が長く続く秘訣でしょう」(同前)

 2016年にはゲスト出演したダレノガレ明美さんから「1年半ぐらい前に初めて潮吹きしました」との衝撃発言が飛び出しました。かと思えば、矢口真里さんから「激しいほうが好き」との赤裸々な告白もありました。

 今や貴重な企画となった「妄想総選挙」。来年も、やりすぎない範囲内で、さらなる盛り上がりに期待したいところです。

<TEXT/鈴木旭>

フリーランスの編集/ライター。元バンドマン、放送作家くずれ。エンタメ全般が好き。特にお笑い芸人をリスペクトしている。個人サイト「不滅のライティング・ブルース」更新中

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