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落ち込んだときに、わずか1分間でモチベーションを上げる手法

キャリア

 仕事をしていると、ささいなミスや失敗で、気持ちが落ち込むことも多いです。そんなとき、瞬時に気持ちを切り替えて、モチベーションをアップできる方法があれば便利ですよね。人事・組織変革、能力開発のプロである山口博さんに聞きました

モチベーションレベルの高低が業績を左右する

ビジネス 業績

※画像はイメージです(以下同じ)

 年間3000人におよぶ役員から一般社員までの能力開発プログラム参加者に「個人や組織の業績を上げるためにもっとも必要なスキルは何だと思っていますか」と問いかけている。

「目標設定」「課題を発見するスキル」「真の課題を見極める分析力」「アクションプラン」「チームで協力すること」など、さまざまな答えが挙がるなか、もっとも多い回答が「モチベーションを上げる」という意見だ。

 企業の不祥事報道が後を絶たないが、不祥事が起きやすい会社と起きにくい会社の違いを調べたことがある。業務のチェック機能が働いていること、内部監査が機能していること、PDCAのサイクルが回っていることなどの仮説を持っていたが、もっとも大きな差はモチベーションの差だった

 考えてみれば、当たり前のことで、社員のモチベーションが低い会社は、問題が起きても「誰か他の人が解決してくれるだろう」「自分には解決するアクションをする意慾がない」などと問題が放置されて、解決されないままに火種が大きくなってしまう。

 一方、社員のモチベーションが高い会社は、問題の兆しがあった時点で、それが自分の担当であろうとなかろうと、解決行動が取られ始め、火種が小さいうちに解決される確度が高まる。

会社員の75%は1分間でモチベーションが上がる

 個人や組織の業績如何や、不祥事の有無を社員一人ひとりの責任だと申し上げているわけではない。

 経営者が社員のモチベーションを上げることができれば、業績向上や不祥事回避を実現できるし、社員も自分自身のモチベーションを上げることができれば、業績伸展や不祥事回避に貢献できるということを申し上げているのだ。

自分や相手のモチベーションを上げるために、どのような取り組みをしていますか」と聞くと、さまざまな答えが返ってくる。「目標を思い描く」「なりたい姿を想像する」「相手をほめる」「挨拶する」「運動する」などそれぞれだ。

 私は20年来、モチベーションを上げる手法はじめとするビジネススキル向上手法を模索してきたが、1分間で75%の人がモチベーションを1段階以上、上げることができている演習方法がある。40%の人は2段階以上アップする。

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