世界経済を牽引するビッグ・テック「マグニフィセント・セブン(M7)」とは?
いまより少しでもよい生活を送りたい。そう思っている人も多いのではないでしょうか? それならば知っておきたいのが、世界経済の動向。今後を予測することで有利な転職につなげたり、取得する資格のカテゴリーを見極めたりと生活を向上させる方法を論理的に分析できるほか、投資を考えたときにも事前にチェックしておきたい情報のひとつです。※投資にはリスクがあります
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世界経済を牽引する「ビッグ・テック」とは?
「ビッグ・テック(Big Tech)」とは、世界的に大きな影響力を持つテック企業(ITなどのテクノロジーを活用したビジネスを展開する企業)のことです。こういった企業は4~7社ほどにまとめられ、各企業の頭文字をとった呼称などで呼ばれます。
少し前まで「ビッグ・テック」とは一般的に以下5社を指し、5社の頭文字(旧名称)をとって「GAFAM(ガーファム)」と呼ばれていました。
・グーグル(Google。現Alphabet傘下)→ G
・アップル(Apple)→ A
・フェイスブック(現Meta Platforms)→ F
・アマゾン・ドット・コム(Amazon.com)→ A
・マイクロソフト(Microsoft)→ M
新たなビッグ・テックの呼称と今後
ビッグ・テックを示す呼称は、「GAFAM」以外にも、Microsoft、Amazon、Tesla、Alphabet、NVIDIA、Appleの6企業から頭文字をとったビッグ・テックを示す「MATANA(マタナ)」、そのほか下記の3つなどがあります。
・GAFA … Google、Apple、Facebook、Amazonの4企業から頭文字をとった呼称
・FANG … Facebook、Amazon、Netflix、Googleの4企業から頭文字をとった呼称
・FAANG … Facebook、Amazon、Apple、Netflix、Googleの5企業から頭文字をとった呼称
暴落していたメタ(現在のMeta Platforms)の株価が大きく回復し、「MATANA」の6社に加わったことで、「マグニフィセント・セブン(略称:M7・エムセブン)」という新しい呼称が誕生。今後、注目しておきたい企業群といえるでしょう。
【M7】
Microsoft
Amazon.com
Tesla
Alphabet
NVIDIA
Apple
Meta Platforms
ビッグ・テックを示す呼称は、従来のように各企業の頭文字を用いるものから、「M7」のような別の表現に変わっていることには、昨今のめまぐるしい入れ替わりによるものとの声もありますが、はっきりとした理由は不明です。
外国株式に投資する方法
外国株式に投資する方法は、「気になる銘柄を選んで個別株を買う方法」「投資のプロがバランスを考えて組み合わせ、多くの人から資金を募って運用する投資信託」「投資信託のように組み合わせられた商品を購入し、市場で価格をチェックしてリアルタイムで取引できるETF(上場投資信託)」などがあります。ただし、それぞれリスクやリターンが異なるため注意が必要です。
また、NISA口座を利用する場合は税務署の確認など、投資が始められるまでに最低でも2~3週間程度かかると見込んでおきましょう。
日本の上場会社の株は原則100株単位でしか購入できませんが、米国の上場会社の株は基本1株から購入できます。
米国株をスクリーニング
米国株の銘柄詳細をひとつひとつチェックするのは、手間も時間もかかるもの。そんなときに利用したいのが、外国株のスクリーニングです。金融商品取引業者が提供している機能で、口座開設や登録などの必要もありますが、条件に合う銘柄を簡単に検索できます。
外国株のスクリーニング機能など便利なツールも登場し、投資に関する情報は以前よりも収集しやすくなりました。資産を増やしたいと考える人も増えていますが、投資にはリスクがあります。ご自身の大切な資産を守るためにも冷静に、そして慎重に運用してください。