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お金に余裕のある人と借金する人の違い!リアル事例を用いて元金融社員が徹底解説

コラム

2. 整理整頓

整理整頓

お金にゆとりがある人や貯金のある人は、整理整頓ができている人が多い印象です。ミニマリストのようにモノがほとんどない状態ではなく、「何がどこにあるかを把握している」というイメージが近いでしょう。こういった人は、きちんと計画を立てて行動をし、一時的に借り入れをしても返済していくケースが多かったです。

ここで、面白い話をひとつ。お金を借りに来たときには清潔感のあった人がだらしない恰好になっていったり、自宅や経営している店が汚くなっていったりすると、支払いも滞ることが少なくありませんでした。

汚い部屋 散らかった部屋

また、自宅の汚かった元顧客に片付けるようアドバイスをすると、実行した人のほとんどが現金を見つけていました。小銭からお札の束までお金の種類は人によりますが、こういったことは、整理整頓をしている人の家では起きないことです。また、お金を失くしたことにも気づかないほど雑に扱っているというのも恐ろしいですね。

借入金が少なかったことも幸いした奇跡的なケースですが、元顧客のなかには、自宅を掃除したところグチャグチャになったお札が大量に見つかり返済した人もいます。

部屋が汚いとモノを失くしてしまい、何度も同じものを購入してしまったり探すのに時間を取られて大事な約束に遅れたりする原因にもなるので要注意です。大切なモノがなくならないよう、そして大切なモノがなくなっていないか、ときどき片付けしてみてくださいね。

3. 食生活

自炊をする

手料理のイメージが強いのは、お金にゆとりがある人や貯金のある人。よく「お金がない」と口にしている人の多くが、常に外食や惣菜を利用している印象がありました。自炊するかどうかによって、出費額が変わってくるケースも多いでしょう。1人暮らしなら外食が安い場合もあるかもしれませんが、2人以上になると自分で調理したほうが安価で済む場合が多いです。

外食のキャンペーンや惣菜の半額などは魅力的ですが、よく計算してからがおすすめ。お金にゆとりがある人や貯金のある人は、1か月の食費を事前に決めておき、タイムセールや割引を上手に利用して買い物し、小分けや半調理して冷凍していました。

また、パウチや缶詰、冷凍食品などを安いときに購入し、お弁当を作る時や時間がないときの時短料理に使用。あまったお金は貯金に回しているという人が多かったです。1日だとたった100円の差でも、30日間であれば3,000円。年間では3万6,000円の差になります。

金融機関での勤務経験から、お金にゆとりがある人や貯金のある人と借金をする人の違いは、日々のちょっとした“差”の積み重ねだとしみじみ感じています。まずは今日から、愚痴を減らして整理整頓し、できるだけ自炊をしてみてはいかがでしょうか。

<文/山内良子>

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フリーライター。おいしいものや楽しいこと、旅行が大好き! ライフ系や節約、歴史や日本文化を中心に、取材や経営者向けの記事も執筆。金融会社での勤務経験や接客改善業務での経験を活かした記事も得意です

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