思い通りにならない世の中で「成功する人」と「成功しない人」の違いとは
若い人たちに向けた3つ目のメッセージは…
上阪:3つ目は「直感を信じること」。人間の直感って案外すごいんですよ。「嫌な予感がする」なども、いい例ですね。見ることや聞くことだけじゃない、人間は五感を使っていろんなものを直感で捉えているんです。そして、そこには意味があったりする。
ところが、直感は使わないと段々衰えてしまうんです。だから、研ぎ澄ますことが大事。日々、五感を意識してみてほしいんです。何かに反応したら、それを自分なりにキャッチする。何か意味がある、と捉える。
たとえば本屋さんに行ってみて、たまたま目に留まった本を買ってみる、というのもいいかもしれません。そこにも何か意味があるんですよ。そういえば最近、よくあの駅に行くなぁ、というのもそう。何か意味があるんです。それこそ、今日この記事を読んだことにも、きっと意味があると思います。後でいいことあるかも、ですよ(笑)。こんなふうに「感覚的に物事を捉える」。これ、意外に大事なんです。
<取材・文/土谷燦良>
【上阪徹】
1966年、兵庫県生まれ。85年、兵庫県立豊岡高校卒。89年、早稲田大学商学部卒。アパレルメーカーのワールド、リクルート・グループなどを経て、94年よりフリーランスに。経営、金融、ベンチャー、就職などをテーマに、雑誌や書籍などで幅広く執筆やインタビューを手がける。著書に『成功者3000人の言葉 読めば今日から人生が好転する! 一流の思考法』(三笠書房《知的生きかた文庫》)ほか多数