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「自分を捨てた元カノ」と再会。悪びれない態度に呆れた男性が仕掛けた罠

コラム

実は、海外赴任中だと元カノに伝えると…

焦る女性

 ところが、猛アプローチをことごとくかわす井沢さんに対し、元カノがなんと強硬手段に出ます。連絡を取り合うようになって約半月が過ぎたある土曜日、突然東京に来ていることを告白。今晩泊めてほしいと彼に迫ってきたのです

「自分から誘ったりはしていませんが、彼女の性格を考えればいずれこんなことになるとは予測していました。当然、来たところで住んでマンションはとっくに解約してるし、押しかけたところで無駄なんですけどね。まあ、エントランスで騒いで住民の方に迷惑になってもマズいし、ここでネタバラシをすることにしました」

 海外赴任中で東京に居ないことを明かし、そのうえで送ったのがGPSで現在位置を示したGoogle MAPのキャプチャー画像。場所はタイの首都バンコクを指しており、それを見た元カノからは罵詈雑言のメッセージが立て続けに送られてきたそうです

「本気でブチ切れてたようですが、『二股してた浮気女と誰がヨリを戻すかバーカ。お前と付き合うくらいなら一生彼女ができなくても構わん』と送ってやりました。その後もギャーギャー騒いでいたからブロックし、彼女とはそれっきりです。同じ高校の友人経由で聞いた話では、俺に裏切られたと文句を言っていたらしいですが、みんな私が大学時代に捨てられたことを知っていたのでほとんど相手にされなかったようです

一言でいいから昔のことを詫びてほしかった

 無事復讐を果たせた井沢さんですが、最初から元カノにこんな真似をするつもりはなかったとか。昔のことを一言でも謝ってくれたら嫌がらせはしなかったといいます。

「地元で再会したとき、実はちょっと嬉しかったんです。それなのに悪い意味で若いころと全然変わっていなかった。言葉でもLINEでも謝る機会はいくらでもあったのにそれをしなかったのだから自業自得です。謝罪があったとしてもヨリを戻すことは絶対なかったですけどね

 かつての恋人と復縁に至ったとしても最初に別れた原因が何だったのかは重要。少なくとも浮気などの裏切り行為が理由なら復縁以前の問題。元カノも相手の立場になって考えれば、絶対に成就しないことくらいわかりそうな気がしますが……。

<TEXT/トシタカマサ イラスト/パウロタスク(@paultaskart)>

ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中

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