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子育ては昔より大変になった?日本に「不寛容な時代」が来る恐怖

ビジネス

 インターネットの普及や家電の利便性が向上したことによって、私達の生活は過去よりも格段に便利になった。しかし、SNS上には「育児に疲れた」「周囲の理解が足りない」といった投稿が散見され、定期的に大きな議論を巻き起こしている。

育児

画像はイメージです(以下同じ)

 なぜ令和になっても、育児に関する苦労はなくならないのだろうか。過去(昭和後期)と現在の状況を比較しつつ、育児の苦労を取り除くために必要なことを、子どもを大切にする社会を目指して父親支援事業を展開しているNPO法人「ファザーリング・ジャパン」の理事を務める徳倉康之氏に話を聞いた。

共働き世帯が増加したことが大きい

 過去と現在における違いとして、かつては「性別役割分業が一般的」だったことを、徳倉氏はまず挙げる。

「男性は働き、女性は家事育児をする、というモデルが定着しており、各々がやるべきことをやっていれば良かった。しかし、現在は共働き世帯が増加したため、仕事も家事育児もどちらもやらなければいけなくなりました。この家庭のあり方の変化は、育児に割ける時間を大幅に奪った結果、過去よりも大変になったと思います

 もちろん、共働き世帯が悪いという話ではありません。私は長時間労働を見直す必要があると考えています。加えて、通勤退勤にも結構時間は奪われる人は少なくありません。一応、時短勤務やテレワークといった働き方の選択肢も増えていますが、あまり浸透していないのが現状です」

柔軟な働き方ができない企業は…

残業

 男性の平均賃金は下がり、女性の平均賃金は男性に届いていない現状では共働きという選択肢はいたしかたない。しかし、長時間労働の影響によって家事育児に時間を割けなくなってしまうのかもしれない。

「柔軟かつ効率的な働き方の推進はもちろん、十分な給与が支払われる労働環境を企業は徹底して、政府もそれらを実現するためのバックアップを早急に進める必要があります。

 今現在、テレワーク可能な企業には求職者が殺到する、ということは珍しくないです。今後は柔軟な働き方ができず、適切な給与が支払われない企業は、どんどん淘汰されていくでしょう。優秀な人材を獲得したいのであれば、多様性を意識した働き方ができるように努めないといけません

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