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「ボンバーマン」を遊ぶだけで“月収が2倍”に?海外ゲームファイ最前線

コラム

「BombCrypto」はどうやって遊ぶのか?

 そんな「BombCrypto」の遊び方(=稼ぎ方)はこうだ。ユーザーはヒーロー(NFT)を最初に購入して、ゲームをプレイすることが可能。ヒーローごとにレアリティやステータスに違いがあり、よりレアリティの高いNFTのほうが報酬も高くなる傾向にある。またヒーローには体力が設定されており、体力がゼロになると回復するまで稼げなくなる。

Gami-fi

ゲーム代行のアルバイトをするフィリピン人

 最初は爆弾を使って宝箱を破壊するモードが解放されていた。このモードではBCOIN(このゲームのトークン)やキャラクター(NFT)などを手に入れることが可能。基本は放置ゲームなので、ユーザーは負担少なくプレイして稼ぐことができる。キャラクターがCUPのように勝手に動いて、ゲームに勝てば勝つほど、BCOINが手に入るのだ。

 手に入れたキャラクターをマーケットプレイス上で販売して稼ぐことも可能だ。このあたりは遊戯王カードを転売する感覚に近い、と言えばイメージしやすいだろうか。より強いキャラクターを育成し、販売することで稼ぐのも面白みのひとつだろう。

 またアドベンチャーモードという自分でプレイしてストーリーを進めるモードも1月にリリース。今後は対人バトルをすることで、勝利し稼ぐ方法も出てくる予定である。

ネクストAxieを探せ!GameFiは2022年も注目

Gami-fi

爆弾でBomber coinを稼いでいる様子

 2021年に急速に話題となったGameFiの流れは2022年以降も間違いなく続いていくだろう。ベトナムなど東南アジア各国からは続々と新たなゲームが登場している。最近では「ゲーミングギルド」という大規模なコミュニティも登場しており、ギルドメンバーでNFTキャラクターの貸し出しから、協力プレイなども開始。

 今後も「AxieInfinity」のようにNFTの貸し出しが可能で、スカラーシップ型のゲームや「BombCrypto」などの放置ゲームは注目を集めていくと考えられる。Play to Earn――、クリプトの世界はものすごい世界で変化が起きており、そこにはビジネスチャンスがゴロゴロ転がっていると私は考えている。

 遊んで稼ぐ、は実現可能なのだ。

<TEXT/「Metagame」運営者 エドワード・パラス・チャーリー>

フィリピン在住のフィリピンと日本のハーフ。2014年からブロックチェーンに携わっており、Axieインフィニティの時代からスカラーシップを用いてフィリピンの億り人。「Metagame」(Twitter:@MetaGameph)というメディアやQB Guild(Twitter:@GuildQb) フィリピンの運営も行なっている

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