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なんの話か分からない…グループLINEで20代が味わった「孤独なトラブル」

コラム

我慢の限界が来てしまい…

 延々と知らない話で盛り上がっている他の3人を見て、文太さんには我慢の限界が来てしまいます。

「3人が楽しそうにしているのはイイんですけど、一緒に盛り上がれなくてすごく嫌な気持ちになったんです。仕事で理不尽なことで怒られた後にそんなグループLINEを見てしまったので、余計イライラしちゃったのかもしれません。あまりにも耐えられず、そのグループを退会してしまいました

 感情のままに退会をしてしまった文太さん。しかし、すぐさまグループLINEの1人から連絡が「抜けないでよ!」との連絡が飛んできます。

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「正直その時は感情的だったにもかかわらず、1人が心配して個人的に連絡してくれました。そこで素直にカッとなってしまったことを伝えると、彼からも『仲間外れみたいにしてごめんね』と、そして3人が話していた内容を伝えてくれました」

彼らが話していたことの真相

 どうやら文太さん以外の3人は地元が同じらしく、その日の前日は、彼らと同じ地元仲間が集まった少し大きめの飲み会が開催されていたそうです。その会場に、いかにもお金を稼いでいそうな身なりの成金っぽい男性が3人の目の前に現れ、「オイシイ仕事なんだけどやらないか?」としつこく懇願してきたといいます。

 その金儲け話を引き受けるかどうかを、文太さん以外の3人はグループLINEで議論していたのです。

「あのグループで話していた内容を聞いても確かに、なんだそんなことか……となるだけでした。それを聞いた途端、イライラしている自分が可笑しくなってきて、結局普通にグループLINEに戻りました。でも、グループの雰囲気を少し悪くさせてしまって、申し訳なくも思います……」

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 無事に文太さんが戻った4人の飲み会グループLINE。一人ひとりが謝罪と安堵の言葉を送り合い、元の雰囲気が復活しました。

「LINE上での会話、特にグループだといろいろなことが起こるんだなと思いました。対面での会話だとトラブルなく簡単に話せたんでしょうけど……。でも、今ではその時のことを笑い話にしてみんなと楽しく飲んでます。僕たちはLINEだけで崩れる関係性ではないことを再確認できたので、これからもずっと仲良くしていきたいです」

<TEXT/ダイフク>

ライター。我流の筆跡鑑定にハマっているバツイチシングルマザーというカテゴリーに属しています!

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