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まさかの不審者?トイレ出口でバッタリ会った男性がオドオドしていた訳

コラム

トイレですれ違った男性がまさかの一言

「そのまま歩いていてもやっぱり男性が何か言いたそうな様子でついて来たので、絶対に怪しいヤツだと思いました。それに、とにかく気持ち悪かったので、どうにかして追い払おうと思っていたんです。それで、トイレ出口から少し歩いたエレベーターのところで、『何か?』と思い切って声をかけました」

 すると男性は、ものすごく言いにくそうに「スカートが……」とつぶやくように言ったそうです。最初は、男性が何を言っているかわからなかった美緒さん。けれど次の瞬間、声を絞り出すように「スカートが……まくれています」と男性に言われ、血の気が引いていくのを感じます。そして、ハッとして後ろ側に手をやると…

「スカートの裾は内側の上のほうに入り込み、だいぶ際どい位置、太ももがほぼ全部見えるぐらいに捲れあがっていたんです。完全にヤバイ人でした。ロングスカートの背後だけ、もう少しでパンツが見える位置ぐらいまでスカートが捲れあがっていたのですから。すぐに、慌ててスカートを下ろしました」

完全に不審者扱いしてしまい申し訳ない

デート

 美緒さんは「普段がミニスカートだったから、スースーするのにも気づかなかったのかも?」と振り返ります。そして、顔が真っ赤になっていることも自覚しながら、男性にお礼を言ってその場を立ち去ったのだとか。

「男性のことを完全に不審者扱いしてしまい、申し訳ないことをしたと思っています。男性のおかげで、彼の前で恥をかくこともなくデートは終了。男性には、本当に感謝しています。あれだけ鏡を見てチェックしたのに、と悔しくもなりました。顔や上半身は鏡でチェックしやすいですが、身だしなみチェックは足元までが大切ですね」

 美緒さんの言うとおり、鏡で確認できる部分の身だしなみには完璧を心がけていても、下半身のチェックは「なおざり」になってしまうことも少なくありません。この失敗例を思い出しながら、頭から足先まで全身の身だしなみをチェックしたいものですね。

<TEXT/山内良子 イラスト/カツオ>

-[身だしなみにまつわる喜怒哀楽]-

フリーライター。おいしいものや楽しいこと、旅行が大好き! ライフ系や節約、歴史や日本文化を中心に、取材や経営者向けの記事も執筆。金融会社での勤務経験や接客改善業務での経験を活かした記事も得意です

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