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あなたはスマホ依存かも!? こんな兆候が出たらヤバい

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 もはや現代人の生活とは、切っても切れない存在になったスマートフォン。

スマホ奴隷

※画像はイメージです

 便利な半面、使用頻度が増せば「スマホがないと生きていけない」という状況をも生み出す。スマホ依存が世界的に注目されているなか、いま一度「スマホとの距離感」について専門家に聞いてみた。

“ながら使い”が常態化したら危険信号

 スマホへの依存度が高まると、どんな兆候が見られるのだろうか。

「スマホを握りしめて寝ているとか、日常生活のいたるところで行動を共にする“ながら使い”が常態化したら危険信号です」と話すのは、ITジャーナリスト高橋氏だ。

 30~40代会社員300人を対象にした調査結果でもトイレや風呂場までスマホを持ち込む人は多い。また、誰かと会っているときでも常にスマホをテーブルの上に置いたり、移動中は絶対にポケットに入れておくのは「目につくところにスマホがないと落ち着かない、恐怖心の表れ」だという。

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「さらに依存度が高まると、鳴っていないのに振動したような気になる『ファントム・バイブレーション・シンドローム』が起きたりします。これが続く人は要注意です」

「スマホを使いすぎている」と思ったらどうすればいい?

 アップルが対策に乗り出すなど、「スマホ依存」への関心は年々高まっている。

 日本で初めてネット依存外来を設けた久里浜医療センターの中山秀紀医師が、医療現場の現状を話す。

「当院の患者さんの大半は中高生を中心にした子供ですが、約2割は20代以降の社会人もいます。比較的多いのはソーシャルゲーム依存。親に連れられて来院する子供と違い、社会人の方はわざわざ平日に仕事を休んで来るような方なので、来院した時点でかなりの額を課金し続けて深刻な状態になっていることが多いです」

 2か月に一度、新規患者を受け付けているそうだが、問い合わせが殺到して現在は中断中だ。

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久里浜医療センター・ネット依存治療研究部門。受診は完全予約制。初診予約の受け付け再開は、平成30年9月上旬を予定している

「スマホ依存はアルコール依存などに比べて、自覚症状がない。だから大人の潜在的な予備軍はかなりいるはずです。ただ、子供でも強制的にスマホを取り上げるのは困難ですが、大人は自己管理がメインなので改善がより難しいんです」(中山医師)

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