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2000円以下「ハンガー型乾燥機」2種をレビュー。梅雨時でも使えるかも

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ドライヤー機能がついた「ハンガー型ドライヤー」

DINFO YS-8001

DINFO YS-8001 1999円

 続いて検証するのは「DINFO」というメーカーの「ハンガー型乾燥機」です。ハンガーにドライヤー機能がついたアイテムで、バラバラのパーツを組み立てて使います。

DINFO YS-8001

組み立てにかかる時間は数十秒ほど

 乾かしたい洗濯物をかけ、コンセントをつなげて、本体中央にある丸いボタンを押すだけ。ボタンを押すと温風がハンガーの下から流れて、内部から衣類を乾かしてくれます。ハンガーのアーム部分に洗濯バサミをかけることもできるので、靴下や下着も一緒に乾かせます。

DINFO YS-8001

スイッチを入れてから1時間後の状態。袖や脇下の部分が乾いておらず、乾いている部分より色が濃くなっている

DINFO YS-8001

スイッチを入れてから2時間後の状態。全体的に乾き切っており、生乾きの匂いもまったく感じない

 スイッチを入れてから1時間ほど経つと、温風が直に当たる首回りや胴体などは乾いているものの、袖や脇の部分などは乾いていない状態です。完全に全体が乾ききるまでは、薄手のTシャツで2時間ほどかかりました

洗濯物を乾かすというよりは…

 音も静かめでドライヤーの弱風ほどの大きさでしたが、静かなぶん、送風もパワーに欠けるのが難点です。1枚ずつしか乾かせないうえに、1回乾ききるまでに薄手のTシャツで2時間かかるので、効率が良いとはとても言えません。

 コンセントに挿すコードも176cmと短いため、干せる場所が限定され、延長コードは必須です(筆者は延長コードを持っていなかったので、トイレのドアノブにかけて使いました)。

 また、商品説明では靴を乾かすこともできると書かれてありますが、そもそもアームが濡れた靴の重さに耐えられず、使えませんでした

 洗濯物を乾かすというか、雨で濡れたり、生乾きで匂いが残った衣類を乾かしきるのに適しているように感じます。

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 低コストでコンパクトな乾燥機2点を実際に使ってみましたが、860円で買える「カバー型」のほうなら、梅雨時に限らずとも、いずれ重宝する機会があるかもなと思いました。

<TEXT/佐藤隼秀>

1995年生まれ。大学卒業後、競馬会社の編集部に半年ほど勤め、その後フリーランスに。趣味は飲み歩き・散歩・読書・競馬

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