「困った部下」が面白いほど変わる対話のポイント。外資系の上司も実践
部下が自分で考えるように仕向けるには
スキル1:部下が言った通り「復唱」する。
スキル2:部下の発言に「合いの手」を入れる。
「復唱」とは、相手(部下)の話した言葉や内容を繰り返すという方法です。例えば、部下が「もう無理です」と言ってきたら、「もう無理なんだね」、「できません」と言ってきたら「できないんだね」と繰り返せばOK。
また、相手の話が長い場合には、その内容をあなたが要約したうえで復唱するのも効果的です。例えば、「〇〇〇ということがわからないんだね」という言い回しが使えます。
しかし、あなたが復唱しただけでは、相手(部下)から次の言葉が出てこないのも事実。
そこで2つめのスキル、「合いの手」の出番です。例えば、「それについて、もうちょっと詳しく教えてもらえる?」「それで?」「というと?」「それから?」という言葉を用いて、さらに突っ込んだ説明をするよう部下を促すのです。次のようなイメージです。
発言を止めないことが大事
部下「商談先が値引きに応じてくれません」
上司「値引きに応じてくれないんだね(復唱)」
部下「……」
上司「それで?(合いの手)」
上司からこの「合いの手」が入ると、内心「どうしよう……」とヒヤリとなる部下が多いものです。
いつものように、上司から解決策をもらえると思っていた部下からすれば、上司からの「合いの手」は想定外。「まさか、上司から発言を促されるなんて……」と動転してしまう人もいるでしょう。
必死になった部下が、その場しのぎとしか思えない説明や言い訳を始めたとします。このとき大事なことは、決して部下の発言を止めないことです。
イライラを感じても「グッ」と我慢、ひたすら「復唱と合いの手」を続けましょう。さすがに部下も「自分でなんとかしなければ」と腹をくくって、自分の頭で解決策や課題を克服するアイデアを考え始めます。つまり「復唱と合いの手」による対話が、「自分の頭で考える部下」をつくるのです。