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達成可能な目標を設定するために。プロが教える4つのヒント

学び

 仕事をするなかで、これまでにさまざまな目標を立ててきたと思います。でも、仕事の目標が「面談時に話題になるだけで、業務に活かされていない」「目標が漠然としているので、達成したかどうか検証できない」、あるいは「一度も目標を達成したことがない」「必ず達成できる無難な目標しか立てない」といったことは、ありませんか?

手帳

※イメージです(以下同じ)

 それもそのはず、上層部から一方的に数字を押し付けられたり、忙しすぎる日々のなかで、締め切りに間に合わせようとやっつけで立てたりした目標では、あまりにも新鮮味がないのです。

「目標=目的地」を設定してからスタート

 いつの間にか、「目標=めんどうな事柄」となっている人もいます。今回は、ビジネスシーンであなたの目標をアップデートする方法をお届けします

 目標設定は、カーナビで目的地を設定するようなものです。目的地を入力すると、そこまでのルートが複数でたり、到着時間が明示されたりします。仮に案内通りのルートを間違えたとしても、リルートしてくれます。

 目標設定も同じで、どこに向かって仕事をしているのか、現在地と目的地が明確であれば、そこへの具体的な道筋が見え、「誰と」「いつから」「何を」「どうやって」など作戦が立てやすくなります。その結果、目的地によりよい方法で到達できる、すなわち目標実現することができるのです。

 例えば会社のミッションを受けて一人ひとりが設定する年次目標。これが「数値目標」オンリーだとしたら、モチベーションは上がるでしょうか? むしろ、「やらなければならない」という重圧ばかり感じてしまうかもしれません

その目的地は、本当にたどり着きたい場所か?

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「やらされ仕事」状態になると、生産性はガタ落ちします。目標実現に向けてモチベーションを維持し、成果を最大化させていくには「心底実現したい!」と思えるかが鍵。そのためには、自分の価値観を知り、共感でき、やりがいを持って取り組める目標へと「捉え直す」=「意味付け」が大切です。

 例えば数値目標も、何のためにするのか、その数値の達成に向けて実際に何をするのかを明確にして、ご自身の行動目標を捉え直すことで、目標を意味あるものにアップデートしていきます。

 目の前の目標が自分自身の夢や目標と関係があることがわかれば、人は自ら考え動き出すことができるのです。

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