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年末年始に被害が急増「詐欺の手口」5つ。新型コロナに便乗も

コラム

詐欺② 新型コロナ便乗詐欺

オレオレ詐欺

 都市部の感染者急増により、帰省を控える人も少なくありません。詐欺犯は、地方に住む親を狙ってコロナを絡めた「オレオレ詐欺」をしかけてきています。

 息子になりすまし「PCR検査を受けたら、陽性がでた」とうそぶき、高齢の親を心配させたところで、お金の話に。

 ありがちな「会社のお金を使い込んだ」「株で失敗してお金が必要」「病院でカバンが盗まれた」との理由でお金を用意させます。「親にコロナをうつすわけにはいかない」という、もっともらしい口実を使い、別の人物がお金を取りに行きます

「今年は実家に帰れない」などと身内を騙って電話をかけやすい状況もあるので、帰省できない若者は、こうした詐欺への注意喚起をぜひともご両親にしてあげてください。

詐欺③ メール、ショートメッセージサービス(SMS)詐欺

 大手企業になりすましたメールやSMSが送られてきていません? 私宛にも、某有名企業から「重要な通知」「会員個人情報を更新できませんでした(自動配信メール)」といったものが来ます。

 中でも多いのはAmazonになりましたメールです。「緊急お知らせ」というタイトルで「弊社のモニタリングにより、普段と違う不審なログインが見つかり、誰かがお客様の支払方法を変更しようとしている」といった、不安をあおるような文言が並びます。

 偽サイトと気づかずに、ID、パスワードを入力してしまうと、不正アクセスされてクレジットカード情報などの個人情報が抜かれてしまいます。銀行を名乗るケースも多数あり、不正送金などの被害に遭うケースも。

 そして最近では「お荷物のお届けにあがりました」と宅配業者を装ったSMSによる被害が多く発生しています。URLをタップしてしまうと、大手宅配業者そっくりなサイトに誘導され、不正なアプリをインストールさせられ、スマホが乗っ取られる可能性もあります。

詐欺

配送業者からの不在通知を装うものも多い

 スマホが乗っ取られてしまうと、1番恐ろしいのが自分の電話番号から「お荷物が届きました」というSMSが一斉に発信されてしまうことです。通信料金が発生することに加えて、勝手にキャリア決済までされることもあります。この手口は以前からあるものですが、いまだに猛威を振るっています

 大手のサイトからメールが送られてきても、安易にそこに載るURLをタップしてはいけません。手間が掛かっても、検索サイトで出てきた正規サイトで「そうした事実が本当にあるのか」を確認するようにしてください。

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