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「スマホの使い方教えて」真夜中に響く上司からのLINE

暮らし

 歳をとるにつれ、新しいものを受け入れがたくなる傾向にあります。そんな中でも、一生懸命使い方を覚えようとしたり理解したりしようとする人もいて、そういった人にはつい教えてあげたくなってしまうものです。

スマホ 男性

※イメージです

 今回は、スマホを買った上司との間に起きたちょっとしたトラブルをご紹介します。

スマホを買った上司に社員は驚き

 社員数5人という小さな水道工事店で働く真野裕太さん(仮名・27歳)は、社内で1番若手ということからパソコンでの作業を任されていました。上司や先輩も機械系に疎いタイプばかりで、パソコンやスマホでわからないことがあると真野さんに聞くというのが通常でした。

「僕の1つ上の先輩社員が40代後半の方なので、『最近のことは全部僕に聞け!』みたいな風潮はありましたね。でも社員の方は、みんないい人で尊敬しているので、それが嫌とかはなかったです。むしろ僕にできることがあるのが嬉しいって感じで」

 そのなかでも、とくに最新機器に苦手意識を持っているのが、Yさんという男性の上司でした。そんなYさんが突然スマホを買ってきたときは、社員全員が驚くほどだったといいます。

LINEを覚えると連絡の頻度が増えて…

 Yさんは仕事で地方に住むことになった娘さんとLINEをするためにスマホを買ったらしく、「娘には内緒で覚えて驚かせたい」と言っていたそう。そこで真野さんは、YさんにLINEの使い方を教え、さらに練習相手にも名乗り出ました。

スマホ

「以前からYさんは自慢の娘さんだと話していたので、きっといいところを見せたかったんでしょうね。いつも仕事を率先して僕に教えてくれるYさんには、僕もなにかお返しがしたいと思っていたんです」

 LINEを覚えたYさんは、社内にいるときに質問してきたり、家に帰って文章を送ってきたりと、積極的にスマホを使っていました。そして慣れれば慣れるほど真野さんへのLINEも増えていったのです

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