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新規格「Wi-Fi 6」って?意外と知らない交換時期も

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「5年前のルーター」は買い替えるべき?

 しかし、まだまだ使えるルーターを新品に買い替えるべきかは悩みどころだ。替えどきを見極めるうえでは、メーカーによるファームウェア・アップデートが続いているかというのが大事なポイントである。

 ファームウェアというのは、電源の入ったルータの内部で動作しているソフトのこと。動作している様子が画面に映ることはないので実感に欠けるが、このソフトのはたらきによって、パソコンやスマホで送受信するデータが随時処理されている。

 国内大手メーカーのラインナップを例にとってみると、発売後5年を目安に、新しいファームウェアが提供されなくなる傾向にある。これは「たまたま大きな問題が発生していない」ことが理由の場合もあるが、やはり10年以上前の製品に、新品同様のサポートを望むのは難しいだろう。

もしルーターに脆弱性が見つかったら

ルーター

 ルーターとはインターネットに接続する際の「玄関」のようなもので、パソコンであれスマホであれ、例外なくこれを頼ることになる。

 もしルーターに大きな脆弱性があり、なおかつその状態を放置していると、すべての通信内容を悪意ある第三者に傍受されることにもなりかねない。したがって、適切なファームウェア・アップデートは必須だ。

「どの製品なら安心」と断言することはできないが、古い製品よりも新しい製品のほうが信頼に足るというのがだいたいのところである。どうせ買い替えるなら「Wi-Fi 6」規格に対応したモデルを選びたい。

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