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セブン-イレブンが時短営業を実験。「24時間でないと困るか」20代に調査した結果は…

ビジネス

必要なときに開いていないと困る (18票)

コンビニ

 反対意見の中でもっとも多かったのが、純粋に「必要なときに開いていないと困る」というもの。

「夜中に利用したくなるときがたまにあるから」(27歳)
「いつでも入れなくなるから」(29歳)
「緊急時に使えなくなるから」(25歳)

 24時間使えて、どこにでもある。しかも買い物だけでなく、公共料金の支払いからATMの利用など、ありとあらゆることができてしまう。

 そんなコンビニは“社会のインフラ”という言葉で形容されることもあるほど。なかには単なるわがままのような意見もあるが、今やコンビニはなくてはならない存在になっている。

“社会のインフラ”の背景に、過重労働などの問題も

 とはいえ、こうした便利さを追及したがゆえのひずみが生まれているのも事実。社会のインフラとしての役割も見過ごせないが、それをいち民間企業が担っているのもおかしな話。

 また、人手不足による過重労働によって支えられているのであれば、われわれ消費者の側も考える余地があるのかもしれない。

 セブン-イレブンの営業時間短縮の実証実験は、3月中旬から数か月間、直営店10店舗を対象に行われる予定だ。午前7時から午後11時までの16時間営業に短縮し、来店客の動向や売り上げを見極めると発表した

 実証実験の結果、セブン-イレブンはどんな判断を下すのか? それが店舗のオーナーやそこで働く店員、われわれ消費者にとっていいものとなることを願いたいものだ。

<TEXT/小林たかし 調査協力/リサーチプラス>

調査概要
調査内容:「コンビニの営業時間に関する意識調査」(リサーチプラス)
調査期間:2019年03月08日
調査対象:全国の20~29歳男性100人
調査方法:インターネット調査

フリーランスのライター、主にweb媒体を中心に様々な分野で執筆を手掛ける。守備範囲は広いがとりわけ、変なもの、ことに関する興味が強い。最近の目標はヘビトンボを食べてみること。

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