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新卒1年目で、副業を10社もかけ持ちする男性。稼ぎのほどは?

コラム

副業しても「社内で怒られなかった」ワケ

小林宥太

副業先の成果はTwitterやFacebookで発信した

――すぐにいい案件がきた! というよりも、身近な方からのお誘いがきっかけだったんですね。

小林:最初は、地道にやっていくのが一番いいんだなと思いましたね。その1つ目の副業はディップの支援先企業からの依頼でした。

――社内の方から声をかけてもらった案件なものの、1年目なのに副業していたら、本業先からチクリと言われることはなかったのでしょうか?「こっちの仕事を優先しろ!」とか。

小林:本業先ではビジネスSNSの「Wantedly」(主に採用と広報が目的のサービス)を運用する、という自分にしかできない業務をしており、かつきちんとパフォーマンスを発揮していたので、特に言われませんでした。副業は平日の夜を利用して作業して、本業には差し障りないようにもしていましたし。

 副業先である程度成果が出たら、TwitterやFacebookで発信するようにしたんです。そしたら、次から次へと少しずつ依頼が増えてきました。

Twitterの名前を変更したことでオファー急増

小林宥太

昨年10月にTwitterの名前を「Wantedlyお兄ちゃんこばやし」に変更

――では、10社は徐々に増えていってということですか?

小林:いや、10月にTwitterの名前を「Wantedlyお兄ちゃん」にしたことが大きかったと思います。それまでは「こばやし」という名前で、副業の経歴を並べていただけだったんですけど、それだとほかの方に埋もれてしまっていて。

 キャッチーな名前に変えたとたん、一気に「Wantedlyを運営してほしい」という依頼が断りきれないくらいきました。その時期から10社で稼働するようになりました。

――たしかに、覚えやすいしイメージもしやすい名前ですよね。では実際、10社の副業はどういったスケジュールで動いているんですか?想像がまったくつかない…。

小林:僕のところに来る依頼のほとんどが「Wantedlyの運用」です。自分がすでに持っているスキルを提供しているので、10社あったとしても、空いた時間に対応することが意外とできます。

 それに、実は依頼していただく企業とは1~2か月の短期契約にしています。10社といっても同じ会社ではなく流動的なんです。今は10社だけど、これまでトータルで18社くらい見ていることになりますね。

 なぜこういった契約にしているかというと、副業でできることに限界があると思うからです。Wantedlyを開設し、記事投稿をして採用が落ち着いたら、僕にできることはあまりないんです。バリューが出ていないのに継続して金銭が発生していたら、お互いにストレスになります。だから、短期契約にしました。もちろん、企業側から継続依頼されたら受けることもあります。

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